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'03.05.10永源寺ダム 犬上ダム
宇賀渓−石榑峠(いしぐれ峠)-永源寺ダム一周−蛭谷峠−犬上ダム−霧ヶ原−鞍掛峠−藤原−宇賀渓



2003年5月10日(土)曇り時々晴れ


走行距離  86.39Km 
走行時間  5時間12分 
平均速度  16.6Km/H 
最高速度  52.0Km/H 

積算距離  1398.7Km/H 
  

今日もまた、らんま2/1とNHKの朝の連ドラ”こころ”を見ていたら出発が遅れてしまいました
自転車を車に積み込み、家を九時に出発です

途中でサークルK(コンビニ)に寄り昼飯を購入することに
1ケ60円のパンが2つだと100円になるので、カレーパンとクリームパンを買いました
もう一つは普通の値段の小倉ネオパンです
普通の値段のに比べると60円パンは一回り小さいのが少し気に入りません

60円パンのコストパファーマンスを考えながら宇賀渓へ車を走らせます

宇賀渓に近付きフロントガラス越しに石榑峠を見ると、雲に隠れて見えません


     石榑峠はこの山の向こうです

     この後1kmほど走ったところで車を止めスタート

天気を心配しつ石榑北に車を止めて自転車を降ろします

ここから峠まではずっと登りなので足の筋肉がほぐれる事無く10時半にスタート

本当は走り出す前に柔軟体操などで身体をほぐすべきなのですが、
いきなり登り初めてしまった事を後から激しく後悔する事にこの時は気が付いていませんでした

最初からそこそこの勾配でフロントギアはセンター、時にはインナーでクリクリ登ります


    スタート後しばらくはこんな道です(宇賀渓周辺)

    自転車が半分しか写っていないのは股で後輪を挟んで写真を撮っているからです

このページを作るに当りデジカメをすぐ出せるように首から紐でぶら下げてジャージの前ポケットに入れてあるので、
気に入った場所ではすぐに撮影をして走り出せるようになりました
本当に気に入った場所以外はストップ&ゴーに1分とかかりません
いい場所では時間を取りすぎてペースを乱しがちですが・・・

中腹まで登ると山の上に晴れ間が出て来ました
天気予報では山間部晴れ、沿岸沿いは曇りと言っていたので今日は当っているようです



    スタートから4kmほど登ったあたりで青空が出てきたよ

もう2kmほどでコンクリートのゲートが出てきました

   5ナンバー車でドアミラーぎりぎりです

   ノンストップで抜けられたらプロ級?


この場所は紅葉シーズンになるとサンデードライバーが手間取って大渋滞することもあります
今回はオフシーズンなので5分に一台程度しか車に追い越されませんでした
この上は道幅が狭くて車に追い越される時は一々止まって路肩に寄らなければいけないので
車がこないうちに頑張って上まで登ることにします

この峠最後の難関”鬼の石畳”が待っています


    路面が悪くロードの人は押して歩く人もいます

     この峠最後の難関”鬼の石畳”

この坂はところどころ激しい傾斜なので、インナーローでクリクリまわさないと登れません
バランスを失うと背中から後天するし一度止まってしまうと走り出すのが大変なので注意しながら頑張って登りました

1kmほど(測り忘れたので大体です)で石榑峠(国道421)の頂上に着きます
メーターで確認するとスタートしてから約8km
ずっと登りだったので距離のわりに疲れました

     ここからは滋賀県です                              下を見ると少し怖いかも・・・
   
    上は風が強くて寒いよ〜                              右に行くと登山道ですが今日は行きません

ここから10kmほどはずっと下りなので身体が冷えないようにウインドブレーカーを着て走ります

峠の西は舗装も綺麗で道路幅も広く走りやすい道、
このあたりも新緑が綺麗で爽やかな高原ツーリング気分満開です
車も人もほとんどいないので、”
ウオー” ”寒い〜” ”気持ちええ〜”などと独りで叫びながら一気に下っていきます

    爽快感満喫・・・でも寒い

     一気に下ります

途中で愛知(えち)川と何度も交差し川が右にきたり左にきたりと景色も最高です
水は透き通っていて岩魚のポイントが点在しています

      愛知(えち)川                                   水が綺麗でした
   
      水の中に入りたくなりました


随分と下ってきました
里に下りてくると、とても暖かくてウインドブレーカーを脱ぐことに

水車小屋発見
この水車のせいで道を間違えたことが後でわかりました

     蓼畑あたりに有った水車小屋

      ほのぼの〜〜〜

まだどんどん下っているけど「何か変だぞ」
もうそろそろ北に曲がる道(犬上ダムに行く)があるはずなのにおかしいな〜

不安にかられつつ気が付いたら永源寺ダムに着いてしまいました
曲がる道はダムより3kmほど手前のはずなのに・・・・

      永源寺ダムまで来てしまった

     でかすぎてあんまり魅力ないかな

しょうがないのでダムサイトまで一気に走ってダムの反対側を周ってもどることにしました
ダムサイトまで南側の道を走りますが、ダムがでかすぎてどうも魅力を感じません

そう思いながら走っているとダムの周りの木に藤が綺麗に絡まっているのに気がついて
とりあえず撮影

よく見ると、そこら中の木に咲いていました
近くに行くととても良い香りがしました

    ダムの周りの藤
 
       ブドウみたいな藤

ダムサイトに到着
コンクリートの要塞を思わせるダムサイトの上から下を見下ろすと永源寺町の集落が見えます
もしこのダムが壊れたらこの下の家々はどうなってしまうのでしょうか?


     永源寺町の集落



ダムサイトを渡って今度は北側を走って戻ります
その前に、12時も過ぎたことなのでダムサイトの公園で昼飯でも食おうかな・・・・
と思って公園に行ったら、いつもは誰もいないような公園でアベックがいちゃいちゃしていました

「昼間っから全く羨ましいぜ、ちきしょ〜」などとひとり言を言いながらその場を通り過ぎました
「今の女の子、スゲー可愛かったな、あの男ええな」などといつまでも思いつつ1kmほどはしると
今度は誰もいない気持ちのいい場所を見つけたので
そこで昼飯にしました


     とてもすがすがしい原っぱ  イスは少し腐っていました

     ポカポカいい気持ち

13時に出発
ひたすら走っていくとダムが終わり北に入る道を発見
何と!水車小屋の道路はさんで反対側にありました
標識が低くて水車に気をとられ完全に見落としたようです

ここから先は始めての場所なので少し不安

421号線を水車小屋のある場所から北へ曲がり県道多賀永源寺線に入ります
車も全く走っていないのに大丈夫なんだろうか?

畑で爺さんに「犬上ダムはこっちで良いですか?」と聞いたら
方言なのか何をしゃべっているか良くわかりませんでしたが、とても親切に説明してくれたので
この道であっていることを確認できました

その里を越えるとまたまた激しい峠道になってきました、
多度のハイキングコース並みの激坂でリアタイヤがゴリゴリ言っています

息は切れるし暑さで苦しい
まだまだ登る
まだまだ登る
もう少し登る
やっと上に出たのか路面がフラットに成ってきました

見下ろすと広大な山々の間に家がぽつぽつ見えます
「あの家の人はどんな生活してるんだろう」などと不思議におもいました
ちょっと幻想的な風景です


    山の中に家が

     仙人の家でしょうか?

この場所からは下りのようです
時間もすこしずつ過ぎていて15時近くになっています
もう50km以上山の中を走っているので体力もきついし道もよくわからないし、
だれも人がいないし、食べ物もほとんどないし・・・・・・・

走る程に心細さが増してきました
こんな山奥で迷ったら間違いなく遭難扱いです
半袖ジャージにウインドブレーカーだけでは夜を越すのは辛いでしょう

久しぶりに人がいました
木こりの人のようなのでまた道を確認して先を急ぎます

集落をこえるとやっと犬上ダムに流れ込むと思われる渓流にあたり少し安心
どんどん下ってダムに向います

やっと犬上ダムに着きました
これで一応一安心です
ここより先はオートバイで何回かツーリングに来たので、道に迷う心配はとりあえず少ないからです



                                                湖面の立ち木に新緑が眩しい
     
    もう使われることの無い小屋                            不思議な木ですね


犬上ダムの周りの道は道の上を小川がところどころ流れていて風流です


     ダムサイトで記念撮影をして先を急ぎます

    綺麗なダムです

明るいうちに306号線に出られるように先を急ぎます
どんどん下っていくと変なこけしがあったので写真を撮ってまた下ります


       へんなこけし?

     電動では無いようです

この後アップダウンを繰り返しているうちに太ももの内側のスジに違和感を覚え走るに連れて痛くなってきました
どうやら最初にウオームアップもせず無理をしていた反動が一気に出てきたようです

なんとか306号に入ったものの足の痛みは増すばかりですが、
あまり休んでいたら明るいうちに帰れなくなるとヤバいので我慢して走り続けました

この辺はまだ登りが緩やかなので足の角度を変えたり立ち漕ぎをしたりして騙し騙しスローペースで走ります

いよいよ鞍掛峠の上りに入りました
筋力はまだ残っているのにスジの痛みに耐え切れ無きなって来ました


     今日最後の難関 鞍掛峠

     しぬ〜〜

ここから一番上までまだ4kmは登らなければ峠にたどり着けませんが
足の痛みは益々キツくなってきて1km登ってストレッチとマッサージをしてまた走り出します
今度は500m登ってまたマッサージを繰り返し必死で登ります

身体は熱いはずなのに出てくる汗は冷や汗に変わり走っては休み、走っては休み、
何とか峠にたどり着いた時には心身ともにヘロヘロでした

      306号線鞍掛峠                                峠駐車場の案内図
   
     進行方向はこの反対向きです                       なんでHOUND DOG?

ここからの7kmはジェットコースターのように下ります
下りでは足の負担も無いので車の後に着いてコーナーを駆け抜けて
一気に下ります

コーナーで車の後ろに張り付くと、
運転手は自転車が同じ速さで走ることが信じられない様子でルームミラーを見ています

峠から後ろにいたトラックが自転車に負けたくないのか直線で凄いスピードで追っかけてきて怖かったですが、
コーナーの度にどんどん離れていって気が付いたら見えなくなっていました

あんまり無理をして事故を起こしては大変なので、
そこそこのペースを維持しふもとまで降りて来ました


     ここから残り15Kmくらい

    あと少しこれを右折してぼちぼち走ります

もう少しで車に帰れると思いつつ足が痛くてまともに力が入りません

足の痛みを忘れるためにギャグや下ネタを頭の中で考えながら何とか走ろうとするものの
平地でも13km/hがやっとで田んぼ道で農家の婆ちゃんや小学生に追い抜かれながら
とぼとぼと石榑北まで戻ってきました

       あと2kがんばろ

      行きより雲が多い山の上

行きに見た景色の場所までへなへな何とか戻ってきました
ぐるっと向かいの山を回り三重県、滋賀県と駆け巡った今日のツーリングも終わりです

やっと車にたどり着きました
足の痛みも身体の疲れもすでに限界に来ていて駐車場の写真を撮るのを忘れてしまいました

車に自転車を積み込み汗で濡れた服を着替え運転席に着いた時に家に電話をかけました
いつもなら帰りの電話などしたことが無かったのに、何故か家族の声が聞きたくなったのは何故でしょう?

電話で嫁さんに「いつまで走っとるの!はよ帰って来んとおかず子供がみんな食べてまうよ!」
と言うので「おかずって今日は何?」って聞いたら「鰹のたたき買ってきたったよ。」と言われました

大好物を目指してスピード違反をしない程度に急いで家に帰り今日は終わりです




今日は最後はとても辛くて心身共に疲れ果てましたが
走った爽快感と走り終えた後の達成感は最高でした

その日の夜、ビールが美味かったのは言うまでもありませんね


 終わり


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