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'09.08.13多賀・犬上ダム
藤原-鞍掛峠-多賀大社-犬上ダム-宇賀渓



走行データ
走行距離   84.53km
走行時間   4時間20分
平均速度   20.02km/h
最高速度   57.7km/h



仲間のキクさんと滋賀県方面をのんびりと走ってきました

ボクにとっては今日が盆休みの初日です



コース図

(地図をクリックすると大きくなります)



家の近所で待ち合わせをし車に自転車を積み込みました

車中で盛り上がりながら向かったのは
三重県の国道306号線沿いにある「簡易パーキングふじわら」です



6時半ごろ「簡易パーキングふじわら」に到着




ぼちぼちと準備をして今日のサイクリングスタート!


天気予報では晴れと言っていましたが
最初から空はしっかり雲に覆われていました

景色が見えないのはちょっと寂しいものの
真夏の今はこれくらいの天気が走るには丁度良さそうです

今日の目的地の一つは鞍掛峠を超えての多賀大社
その先は特に決めていなくて
成り行き任せのお気楽なサイクリングです



306号線を北西に走る




パーキングから2kmも走らないうちに鞍掛峠の入り口があり
そこからはいきなり登りです

アップなしの登りなので
最初はすぐに息が苦しくなりました

三重県側の峠道は
雲の中に入っているようで
湿気が多く霧が立ち込めていました

お陰でとても涼しかったです



霧の鞍掛峠を登るキクさん




今回はトンネルをいくつか通る予定なので
ライトを装着してきました

小っちゃいLEDが一個だけの物なので
その効果はほとんど期待できませんが・・・



「無いよりマシ」程度のライト装着




傾斜はそれほど急ではないので
最初は苦しかった心肺も徐々に慣れ
ずっと横に並んで話をしながら登って行きました

この時中心になった話題は自転車ではなくマラソンの話

と言うのも
ランニング(ジョギング?)初心者の自分が
無謀にも今年11月に行われる「揖斐川マラソン」
エントリーしてしまったので
以前その大会を完走しているキクさんに色々教えてもらいました

自分にとっては今でも「フルマラソンなんて完走は無理かな・・・」と思っているので
その中の話はとても参考になると同時に
スタートラインに立った時を想像してしまい
意味も無くドキドキしたりして
また心拍が上がってしまいました(^^;


そんな感じでゆっくりと30分ほど走り峠の頂上へ



登ってきた道を振り返っても霧で見えず




鞍掛峠(306号線)の頂上はトンネルになっていて
そのトンネルを抜けると滋賀県側に出ます



トンネルに入る前に一休み




説明の看板がありました




ヘッドライトと背中につけたフラッシャーライトを点灯しトンネルに入りました

トンネルの中も湿気が強くしっとりしていて
冷んやりして涼しかったのですが
薄暗いうえに霞んでいるのと
自分たちの話し声やタイヤとギアの走行音が大きく共鳴し
何か不気味な雰囲気でした

時々天井から落ちてくる水滴にビビリながら
この非日常的な空間を楽しみ?ました



トンネル内は怖い




トンネルを抜け滋賀県側に出ると
霧は無く”普通の曇り空”でした

トンネルを振り返ると
三重県側からの湿気がトンネルの中を伝い
妖気のように流れ込んできているのがわかります

恐らく風向きにより
山の東側斜面を登る空気で雲が出来て
三重県側の山頂付近で漂っているのでしょう



妖気が三重県側からやってくる




トンネルを抜けるとここからは滋賀県




滋賀県側の道は豪快な下りです
道幅は広いけど急カーブの連続でちょっと危険

スピードを出しすぎて谷底に転落してはいけないので
無理せず安全速度で下りました



ここからしばらく下りです




5kmほど下ると傾斜は緩くなり
惰性のまま30〜40km/hくらいで走れる快適な道

ここからはまたおしゃべりしながらのんびり走りました



ゆったりクルージング




緩い下りで楽チン




大君ヶ畑の集落に出ました



大君ヶ畑あたり




その先も下り基調のまま306号線を西向きに走り
佐目トンネルを抜けて多賀大社までクルージング



多賀大社の前の土産屋街




8時過ぎ(だったと思う)に多賀大社に到着

駐車場の鉄柵に自転車をくくりつけて
神社の中に入り見学してきました

入り口には「カテゴリー超級」の激坂 橋があり
その横には普通の歩道もあるのですが
あえて二人ともその橋を渡って観光気分を楽しみました



落ちたら怪我する橋




時間が早いせいで
神社の中は閑散としていました

賑やかさには欠けますが
静かな神社は静かで良かったです



まだ静かな多賀大社





キクさんは賽銭を入れて何か願を掛けていました




盆休み真っただ中なので
この後1時間もすれば人がどんどんやってきて
大賑わいになるに違いないでしょう


早起きして得した気分です



僕らの他には、このご家族連れ一組だけでした




神社の中にある休憩所で一服

天井にはいろんな絵やお面などが飾ってあり
とっても落ち着く場所でしたよ



この他にもいろんな絵や彫り物などが飾られていました




境内で孫と嬉しそうに遊んでいるご家族連れを見ていたら
こっちまでとても穏やかな気持ちになってきました

おじいちゃん、おばあちゃん、若夫婦、娘さん
ごく普通の風景ではありますが
「こういうのが”平和”の象徴なのかな〜」と思うと同時に
おじいちゃの満面の笑顔と無邪気な子供の笑い声に
思わずジ〜ンときてしまいました


40歳過ぎて、妙にこういう雰囲気に弱くなってしまったみたいです(^^;



幸せそうなご家族連れ




多賀大社でもゆったりと時間を過ごし外に出ました

土産を買って帰りたいところですが
この先荷物になるので今日は断念



土産はまた今度




この近くに美味い蕎麦屋があった記憶があり
出発前には「そこで昼飯もいいかな〜」と話していたのですが
まだまだ昼飯には早すぎるので
相談の結果蕎麦は次回のお楽しみにして
犬上ダムに行くことにしました

犬上ダムに行くのは久しぶりなので
ちょっとワクワクします



306号線を5〜6kmほど戻った所から右折し
県道34号線を南へ

そこからしばらくは
緩やかにアップダウンを繰り返し
田んぼや林間、そして鈴かな集落を抜けて
少しずつ登っていく快適な道でした



県道34号線は快適




おはようございます




途中には以前この日記にも載せた「デッカイこけし?」があり
それをみてくれていたキクさん
「これって”電動じゃないやつ”ですよね〜」と言っていました

お下品なシモネタを書いたのを思い出し
そんな自分がちょっぴり恥ずかしくなった一時です(^^;



良い顔してますね




このあたりまでくると、すでに「山の中の村」と言える集落では
盆休みで帰省したと思われる他府県ナンバーの車や
その近所の家族が集まって
懐かしそうに軒先で話をしている光景があちこちで見られました

昔ながらのお寺や神様があったりして
とってもいい感じでした



山間部の集落を抜ける




上の写真のところまではずっと緩やかに登ってきましたが
ダムまでもう少しというところで激坂が待っていました

でも、今日はここまでゆっくり走ってきたので
ダムの景色を楽しみにして一気に力を込めて登りました



犬上ダムに到着




ここでも曇っていたので
遠景はあまりパッとしませんでしたが
無風の水面に写る風景は地味〜に良かったです



ダムサイトの上の道




ダム湖の風景をゆっくり見て
ホニョなどしながらこの先の行程をまた相談しました

当初は306号に戻り鞍掛峠をまた走って帰るコースを想定していましたが
キクさんが「421号線(愛知川方面)はどうなっているんでしょうね〜」と言いました
ボクはそれに釣られて「行ってみる?」と思わず同調

今日は曇り空のお陰で気温が思ったほど上がらず
あまりにも快適に走れたので
ここで帰ってしまうのはちょっと物足らない気持ちだったんです

キクさんも同じ気持ちだったのでしょう

お互い「ちょっとキツめ」が好きなので
そうなる予感も何となくしていましたが・・・(笑)



ダム湖の周回路を走り西へ




ダムに流れ込む渓流沿いの県道34号線は緩やかな登りで
緑に囲まれた涼しい林道でした

途中では鹿が歩いていたので
カメラを出したのですが
逃げてしまい写せませんでした



ゆるやかな登り




川沿いに県道34号線をそのまま進むと
県道229号線との分岐に出ます



分岐点




分岐を左折してさらに県道34号線を走りました

自分の記憶だとこの先は国道421号に出るまで
ほとんど下りのはずだったんですが
それは大きな記憶違いで
何kmも続くキツめの登り坂でした


どうにかその登りをしのぎ
その先は強烈な下り

ブレーキを握りっぱなしで手首が痛かったです

蛭谷を過ぎると道幅が広くなり
そこからはまた快適な下り基調の道で
シュワ〜っと滑るように走りを楽しみました



ゆるやかな下り坂




そこからまたいくつかの集落を抜け
国道421号まではもう少しです



そしてまた集落を通過




この辺が政所町だったと思います





ここをもう少し下ると国道421号




しばらく走ると国道421号線にでました

その頃、ずっと曇っていた空から
時折太陽が顔を出すようになり
急に強烈な暑さが襲ってきました



国道421号線




そうなると
一気に汗が噴出しジャージはビショビショです
肌が出ている部分は熱を吸収しジリジリで
一気に体力を奪われていく感じでした


暑さと戦いながら421号線をひたすら東へ


幸い八風キャンプ場を過ぎ
峠の登りに差し掛かったあたりで太陽は雲の中に入ったので
暑さが薄れてどうにか気力が戻りました


石榑峠に入ります




実は・・・

この先は昨年の大雨の時の路面崩落により
上の写真から少し進んだところで「車両通行止め」の表示がありました

いけないとは思いましたが
ここから今まで走って来た道を戻って帰る体力はもう残っていなくて
そのまま進むことにしました

道路関係者の皆様お許しくださいませ

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※注釈
この日は盆休みで工事はすべてお休みになっていました

自分たちはそのまま通ってしまったので
こんな事言うのはずうずうしい話ですが
平日は工事関係者の方の迷惑になると思われるので
通行は避けた方が良いでしょう


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「今日は涼しくて走りやすい」と言いながらも
さすがにここまでの道のりは
ほとんど登りか下りだったので
この頃にはけっこう足に疲れが出てきて
この峠の登りがキツくなってきました

まだまだ余裕そうなキクさんの後ろでボクは
「もう少し、もう少し」と自分に言い聞かせて
どうにか今日最後の峠を登り切りました

滋賀県側では特に路面の被害は無く
普通に上まで登れました



登りはようやく終わり滋賀県とお別れ




ここから三重県に戻ります




三重県側に下ると
すぐに土砂崩れの爪あとが現れました

地元の方用なのか
歩いて通れるように踏み固めた道が作ってあったので
自転車は担いで通れました

自動車ではどう考えても無理でしょう



担いで通りました




路面崩落の連続




ちょっと行くとまた・・・




次々と現れる崩落場所を見て
「このまま本当に帰れるのだろうか・・・?」と心配になってきました


まるで山登り




次々に現れる迂回路で不安になりながらも
宇賀渓が近くなると
そこからはずっと乗って下れたのでホッと息をつけました

どうにか麓まで降りることができそうです


ようやく帰れる




そこからは宇賀渓沿いに421号線を下り
306号線出て北上
途中から三岐鉄道沿いの脇道を通ってパーキングへ

藤原に入り「パーキングまであと数km」というところで雨に降られました

最初はポツポツだった雨が次第に本降りとなり
全身ビショ濡れです

普段のサイクリングなら厄介者の雨も
ここまで走ってきてかなり身体が熱くなっていたので
シャワーのようでとても気持ちよかったです


13時ごろ(だったと思う)にパーキングに帰り着きました



びったびた




パーキングに着くとすぐに雨が上がり
今度はまた強い日差しがアスファルトを照らすと
濡れた路面から一気に湯気が上がりだしました

暑くて蒸し蒸しです



「暑い〜」と 着替えて汗を拭くキクさん




最後は不安定な天候に翻弄されましたが
気持ちの良い場所をしっかり走れて
とても楽しいサイクリングでした



今日の走行データ




地元に戻りよく行く中華屋で昼飯

普段は夏バテで食欲のない自分ですが
今日は思いっきり腹が減っているので
しっかり食えそうです

そう言いながらも
自分の注文したAランチはチャーハンたっぷりで見た目以上にボリュームがあり
最後は腹いっぱいになってしまい
唐揚げを一個キクさんに食べてもらいました

因みに、キクさんは「夏でも食欲が落ちる事は無い」と言っていました
羨ましいです(笑)



チャーハンもラーメンも唐揚げも全部美味しかったです



キクさん
今日はありがとうございました
良いペースでずっと走れてとても楽しかったです

またそのうちどっか行きましょうね!




終り

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