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'07.06.16乗鞍スカイライン平湯峠−乗鞍スカイライン−畳平−乗鞍エコーライン(位ヶ原まで)



この週末に乗鞍スカイラインに行ってきました

今週はじめに梅雨入り宣言が出され
この日の乗鞍行きはほぼ諦めていましたが
前日になり予報が晴れに訂正されたので
急遽金曜の夜に用意をして出かけてみました

前日の決定だったため
今回は一人での寂しいツーリングになる事を覚悟していましたが
埼玉のうかGさんが掲示板を見て参加表明してくれました



走行データ

走行距離    41.48km
走行時間    3時間 11分
平均速度    13.0km/H
最高速度    68.0km/H

TREK2000積算距離   921.9km



コース図


今回走ったコースは
'04年にMongo Margaritaさんとご一緒した時とほぼ同じです
その時のレポートはこちら 
http://2.csx.jp/~hidejy/sai040605norikura.htm

写真もその時と同じような場所で撮ったのが多いので
見比べてみると、その年によって雪の量などに違いがあって面白かったです




前日の夜は12時ごろに布団に入ったものの
今回もワクワクして眠れず
結局一睡もせず朝4時ごろ車に自転車を積んで現地に向かいました


スタート地点である平湯峠の駐車場に到着
あまりの空の青さに思わず笑みがこぼれます



平湯峠の駐車場(スカイラインゲート前)




朝飯を食ったり、服装の準備をしていたら
うかGさんもやってきました

うかGさんとは数年前に
「アナジテ」という自転車系サイトのツーリング会でお会いして以来
ずっと仲良くしてもらっています


お互い「晴れて良かったですね〜」とこの晴天を喜びました



うかGさんもやってきました




準備をして9時半ごろにスタート
どこを見ても景観が良いので、一気に気持ちが盛り上ります


スタートして直ぐにきつい登りになりました
以前の記憶では楽しかったことしか覚えていなくて
「いきなりこんなキツかったかな〜?」と考えてしまいました

人の記憶というのは都合の良いように変わってしまうようです



キツいけど景色はいい




徐々に坂に慣れてくると周りを見る余裕ができてきました

そうなると、景色やサイクリングの話を交し合い
気分はすでに100パーセントを越えた感じです



「綺麗ですね〜」と言いながら登るうかGさん




うかGさんは「ブルベ600」という
一回で600kmを走破するイベントを何度か完走しているタフな人なので
きっと余裕で登っていけるのはずなのに
優しいうかGさんはずっと私のペースに合わせてゆるゆる登ってくれました



登ってきた道と穂高が見える




乗鞍スカイラインからはあちこちで穂高の山々が見えます
標高が上がって位置がかわる毎に
違った角度で穂高が見えて楽しいです

この後、いろんな場所で穂高を撮影しながら登っていきます



夫婦松の駐車場前




ちょっと一休み




ここからは西側に白山が見えます




梅雨入りしたこの時期にこの青空は本当にラッキーです



駐車場を出てまたスタート




今度は展望台があったのでまた止まります



標高2000m付近の展望台




あんまり景色が良すぎるので
あっちこっちで止まってばかりいてなかなか先に進みません



また穂高




乗鞍スカイラインはマイカー規制をしているので
関係者以外はバスか観光タクシーで登らなければいけませんが
自転車や歩行者なら規制無く入れるのがいいところ

以前に来たときはバスがもっと多かったのに
今日は30分に1〜2本程度と少ないようです

梅雨時期であることと
今週はじめから一昨日まで天気予報ではずっと「土曜は雨か曇り」になっていた影響かもしれません

車が少ない事は私とうかGさんにとって、とても歓迎すべきことですね



バスも走ってます




ひたすら登る




そして振り返る




前を見るとまたキツそうな坂が・・・




 「きっと目の錯覚でキツそうにみえるんですよ」と、うかGさん
「そうだよね〜きっとそうだ、案外大したことないかもよ」と私



「ほらね、大した事な・・・くないですね〜」とうかGさん




更に速度が落ちる私




「苦しいからこそ登った時の達成感があるんですよね〜」と都合の良いように考えて
あいかわらず登っていきます



日差しが強く肌がひりひりしてきました
紫外線がそこらじゅうにウヨウヨしているに違いありません

そのかわり、気温は下界と比べて10度以上は低く湿度も低いようで
登って汗をかいてもすぐに乾いてしまいまったく不快感がありません

おまけにこの日の青空は文句なしです


しばらくすると前に他の自転車の方が見えてきました
でも、よく見ると何だか普通じゃないスタイルに見えます



うかGさんの前はガンダム




更に近づくと、ガンダムに見えた装備はスキーと靴でした

おべんとリュック一つでも重く感じる坂を
スキー用品とウエアー一式持って登るなんて凄い人です



ガンダムではなくスキーヤーの方でした




思わずねぎらいと賛辞を言葉を述べてしまいました


標高が上がると雪が多くなってきました




気圧と空気の関係なのか
私はすぐに息があがってしまいます



まだ余裕のあるうかGさん




パンダのような山肌を見ながら走る




クネクネ登る 行き先は空か?




随分登ってきました



後ろを振り返ると薄っすら雲が下に見えます




8の字を書いてぐにゃぐにゃ登る




まだ登る




もうここまで来ると
私たちが住んでいる場所とは別世界のようです

どっちを向いても感動してしまいます




うかGさんもちょっと息が上がってきたかな




そしてまた景色を楽しむ




やっぱりご満悦




長かった登りももう少し



「桔梗が原」の手前でまた穂高を望む




そして記念撮影




アップでもう一枚




この先は「桔梗が原」


前に乗鞍、横に穂高の山を眺めての極上ポイントです
アップダウンはあまりないのでスピードは出せますが
勿体無いのでしっかりと景色を噛みしめるように走りました



桔梗が原をのんびり進む




桔梗が原から畳平が見えてきました




烏帽子とうかGさん




気持ちいいいいいい〜




今先は畳平の駐車場です




二人とも完全に盛り上ったまま畳平らに到着
そこらじゅうで止まって景色を見たり、写真を撮ったりしたので
すでにスタートから2時間半も経ってしまいました

ちょうど昼なので飯を食う事にしました



お昼に畳平に到着


畳平に到着




2階のレストランは休業だったので、一階で軽食にしました

メニューを見てもぱっとした物がなく
名前に惹かれて「登山セット」となる物を頼んでみました



「登山セット」




出てきた「登山セット」内容とは

おにぎり2個
揚げたてコロッケ
ゆで卵

占めて500円也
場所を考えれば妥当かな?

おにぎりは暖かくしてあり、いわゆる「コンビニおにぎり」
なのにゆで卵はかなり冷たかったです

期待せず食べてみた「揚げたてコロッケ」が
思いのほかホクホクして美味しかったのはラッキーでした


うかGさんも負けずに「かぼちゃトーストセット」なる物を注文
大丈夫かな?



うかGさんの「かぼちゃトーストセット」




出てきた「かぼちゃトースト」は
味噌状に練られたかぼちゃが塗られたパンでした

うかGさんに味を尋ねると
「不味くはないけど、かぼちゃの味がしない」との返事
何よりも、見た目がちょっとヤバかったです(笑)



写真を撮るのを忘れましたが
食堂のテーブル横に乗鞍の案内所があって
そこのお姉さんが「今日は今シーズン開通してから一番いい天気ですよ!」と言ってたのを聞き
「ボクたちって本当にラッキーですね!」と二人でまた喜びました


お昼を食べながら、また自転車や他の話で盛り上り
穏やかな午後を堪能した後は
エコーラインを少し下って見る事にしました



畳平を出て「鶴ガ池」の横




「鶴ガ池」はまだ半分凍っていて冷たそうでした



長野県側へのゲート




ゲートは閉まっていましたが
自転車や歩行者は横を抜けられるようになっていたので
そこからエコーラインに入りました


スカイライン側は雪が少なかったですが
エコーラインに入ると残雪が多く
路面に雪解け水が流れていて気温も低く感じました

でも、スカイライン側とは違った景色でいい感じ

飛沫でオケツが濡れないように注意して大雪渓へ



大雪渓




大雪渓にはスキーヤーの方が大勢いました
この場所はリフトなど当然あるわけはなく
皆さん自分の足で登って滑走を楽しんでいるそうです

ここで埼玉から来られたスキーのおじさんと仲良くなり
しばらく山や自転車の話をしました



うかGさんとスキーのおじさん




そのおじさんはマラソンや自転車も以前やっていたとの事
今はもっぱら山登りとスキーを中心にあちこち出かけているらしく
真冬でも20kmのエコーランを歩いてこの場に登り、スキーを楽しんでおられるそうです

57歳と言っておられましたが
やはりいつも山遊びをしているだけあって
歳よりもずっとお若く見えましたよ

おじさんの話では
今年の冬は雪が少なかったものの
5月に入りまた沢山降ったので残雪が多いとの事
2000m以上の山特有の現象だそうです


おじさんとお別れをしてもう少し下ってみると
あちこちで雪の壁が出現し、その迫力に圧倒されました



雪の壁




こちらは後ろに穂高




調子に乗ってまた下る




位ヶ原の山小屋まで降りると
今まで一度も営業しているのを見たことが無い山小屋が開いていました



位ヶ原の山小屋




ホッとコーヒーでまた一息

雪の中を下り、冷えた身体を温かい飲み物が癒してくれました
お味の方もかなり美味しかったですよ

二人で話していると
さっき大雪渓でお知り合いになった「スキーのおじさん」が降りてこられました
上の写真に見える山の斜面を滑って降りてきたそうです

スキーのおじさん、恐るべし!

またそのおじさんと盛り上ったのは言うまでもありません



相談の結果
この先へ下ってしまうと、帰りの時間と体力が厳しくなりそうなので
ここで折り返すことに決定

また畳平まで登りです



けっこうキツい




何組ものスキーヤーと挨拶をかわしました




しばし初夏の雪景色をお楽しみ下さい



雪の壁の中は空気が冷たくて凛とした感じ




乗鞍は優しい形をしています




まだまだ








まだまだ




そして穂高




今度は乗鞍




そしてまた穂高




今度はスノーボーダー




もう足が「いっぱいいっぱい」
畳平までもう少し



あと少し




足が動かなくなる寸前でようやく畳平に戻ってきました

ここではエコーライン側から登ってこられたグループの皆さんも
ヒルクライムに大満足の様子でした



爽やかな皆さん




畳平でお土産を買いました

以前エコーラインの麓で「雷鳥のたまご餅」というのを買った事があり
それが美味しかったので探してみましたが
こっちでは扱っていない様子

類似品?の「雷鳥紀行たまごまんじゅう」を購入
帰宅後が楽しみです



雷鳥紀行たまごまんじゅう




ちょっと小腹が空いたので、休憩がてら間食を取り
15kmの長い下りに備えて
長タイツとパーカーを着込み準備は完了


「もう下ったら終わりなんですね〜」と名残惜しくなり
すでにこの場で「ベルボトムブルース状態」になってしまいました

・・・注釈・・・
「ベルボトムブルース状態」
エリッククラプトンの名曲ベルボトムブルースは
とても哀愁に満ちたメロディーラインで
旅の終わりになるとそれまでの行程が蘇り
「もうこれで楽しかったひと時が終ってしまうのか・・・」と
頭の中にそのメロディーライン流れる物悲しい状況を示す



安全第一で下りに入りました



颯爽と乗鞍スカイラインを下るうかGさん




穂高に刺さる




気持ち良さそうです




速っ!




下りで後ろを振り向くと
乗鞍の山が優しく「さよなら」と言ってくれているようでした



乗鞍さん「さようなら。またね」




横を見ると今度は穂高が「また来いよ!」と言ってくれているようです



穂高さん「今日はありがとう。またね!」




物悲しい下りを終えて平湯峠の駐車場へ戻ってきました
この時16時半くらいだったと思います



無事にサイクリング終了




走り終えた時には楽しかった一日が思い起こされて
本当に「ジーン」としてしまいました

しばらく二人でお話をして
とても寂しい気持ちを押さえてうかGさんとお別れしました


車での帰り道では
標識を見落として観光客で賑わう高山市内に入ってしまい
ひどい渋滞に巻き込まれてさらに疲れたこともあり
家に戻った時は疲れがどっと出て
風呂→ビール→布団の一直線

今日はとっても良い日だったな〜


うかGさん、急な決定でしたが
本日はご一緒していただき、とても楽しい一日になりました
もし一人だったら、周りの景色の素晴らしさゆえに
きっと寂しいサイクリングになっていた事でしょう

感謝しています


また遊んでくださいね!



終わり


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