レースが行われるのは伊吹山のスキーゲレンデを利用したコースと言う事で
麓の駐車場に車を置いて、そこからはゴンドラで３合目まで登ったところに設定されていました
ゴンドラ乗り場
ゴンドラからの景色は曇っていました
コースに着いてレース前に２周試走しましたが
試走しただけでかなりへばりました
試走中のｈａｍａさん
８時５５分に先頭メンバーがスタートラインに並びました
私達のチームはリーダーのｈａｍａさんがトップライダーで続いてＭさん、Ａさん、最後が私です
スタート１分前
９時スタート
スタートして最初の周回は登りでだんご状態になりましたが
次第に集団がバラけて段々差がついてきました
ｈａｍａさんからＭさんにバトンタッチ（たすき渡し）
次にＭさんからＡさんへ
３人ともかなりのハイペースで飛ばしているようなので
私が順位を下げてしまわないかとても不安です
ＭさんからＡさんへバトンタッチ
Ｍさんがピット前に帰ってきました
私がたすきを引き継ぎます
このコースはピットからほとんどが見渡せるため
サボっていたらメンバーから丸見えです
とにかく頑張るしかありません
ピットから丸見えのコース
コースは芝とダートでアップダウンが豊富な比較的走りやすいレイアウト
登りもそこそこのキツさですが激坂と言うほどではないのでハイペースな戦いになります
自分ひとりのレースならともかく、チームでの耐久レースなので
一つでも順位を下げないように必死で走ります
下りでも休んでいれば抜かれてしまうのでスピードは落とせません
タイヤも車体も石の上でバンバン跳ねて恐いですが
コントロールできるギリギリのところまでブレーキを遅らせ曲がります
そのため、コーナー手前ではタイヤがズリズリ滑って
何度もコースから飛び出しそうになるのを必死で抑えます
芝生の上も思っていたより走り難くて足を疲れさせます
何とか最初の周回を終えて無事にたすきを繋ぎましたが、すでに足が張ってしまいました
３時間も耐えられるか心配になって来ました
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周回が重なる毎に気温も上昇
疲労もたまってきます
自分の周回を走り終え、たすきを渡したらすぐに水道の場所に行って頭から水をかぶり冷やします
６分ちょっと走って２０分程度のインターバル
たすきは着実に回っていきます
頑張るｈａｍａさん
頑張れＭさん
Ａさんは私にたすきをくれるので、Ａさんだけ写真取れなくてゴメンなさい
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１時間経過
まだ先は長い・・・
１時間半を過ぎた頃
クランク辺りからキシキシと異音が出始めました
インターバルの時に慌てて音の出ている場所を点検しましたが原因はわかりません
次の周回では更に音が大きくなり最後まで持つか不安になってきました
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２時間経過
メーターで確認すると
最初は６分ちょっとだったラップタイムが７分近くに落ちてきました
もう登るには足が限界です
異音も相変わらず続いています
でも、必死に頑張って走るのが何故か楽しくて・・・
４人で力を合わせていると思うと元気が出ます
残り３０分を切り、どうやら今度が私の最後の周回になりそうです
自転車も自分も、とにかく走れるだけ走りました
最後はゲロ吐きそうになるまで走りました
たすきを繋いだらその場で倒れても良いと言う気持ちで走りました
息ができなくなるくらい必死に走ってピットまで辿り着き
ｈａｍａさんにたすきを渡し、残りの時間を３人に託します
メンバーの３人も最後の周回に全てを出し切るつもりのようです
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残り１分
ギリギリでＭさんからＡさんにたすきは渡りました
頑張れ！
３時間を過ぎピットロード閉鎖
Ａはそのままゴールに突入
ゴール（Ａさんのゴールシーン撮り逃しました（笑）
終わった・・・
会場内に拍手と声援が溢れています
やり遂げた満足感と一体感は何とも言えません
最終順位は出場９３チーム中２５位でした
この結果が良いのか悪いのかは私にはよくわかりませんが
後悔はまったくありません
そろそろ鈴鹿の８耐もスタートしてる頃だな〜
レースが終わって木陰で一休み
全員頑張った満足感に溢れているせいか
レース中には見せなかった明るい表情をしていました
レース後の一時
Ｍ４君、最後まで壊れず頑張ってくれてありがとう
皆さんとお別れしゴンドラで下って車に戻りました
車に積み込む時に自転車を見ると土埃でそこら中がまっ茶色になっていました
土埃にまみれたＭ４君
それがまた『戦いを終えた自転車』って感じで誇らしげに見えたのは気のせいでしょうか
また来年も出ようと思います
終わり
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