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03.07.20関ヶ原 木曽三川公園−関ヶ原−上石津−多度−

  

走行距離  98.19Km 
走行時間  4時間23分 
平均速度  22.3Km/H 
最高速度  50.5Km/H 

積算距離  579.3Km/H 


昨日は乗鞍に行くはずだったのに生憎の雨で中止
今日の東海地方の天気予報は「夕方までは曇りでしょう」ということで我慢しきれず家を出ました

MTBで林道に行こうかとも思いましたが、また落石や土砂崩れに巻き込まれそうなので
ロードで舗装路をツーリングする事に

目的地は木曽三川公園まで行く間に決めることにして車ででかけます

カーラジオでは「海沿いの方が雨の降り出しは早そうです」と言っているので
岐阜県の養老の横を通り関ヶ原に行き、三重県の藤原を抜けて帰って来る事に決めました

今日もコンビニでキャベツメンチカツバーガーとチョコパン、飲み物はセノビーとアミノサプリを購入
ついでにリポビタンDを買って例のごとくコンビニの出入り口で腰に左手を当て飲み干します

木曽三川公園に着いて自転車を降ろします



8時台なのでまだ空いている駐車場




自転車を降ろし山の方を見ると先程までは薄明るかったのに分厚い黒い雲が近付いていますが
せっかくリポビタンDが効いてきて元気が出てきたのでメゲずに出発です



先行き不安




揖斐川、長良川を越えて右折し国道258号に入ります
この道は、ほとんど真っ直ぐで交通量も多くおまけにアップダウンの繰り返しで思ったより疲れます

擦れ違う車は家族連れが多くリアシートで子供がはしゃいでいるのが目に付きます
「ウチもたまには子供どこかへ連れて行かないとな〜」などと考えながら自分の行いを反省

マイペースで走ります




この道を15km程走って駒野の交差点を左折し南濃−関ヶ原線に入り北西に向います
こちらは山の横を走る気持ちの良い道なので気分は悪くありません

10km程走ると昔話で有名な養老の滝の入り口がありますが、今日はロードなのでそのまま通り過ぎます

養老を過ぎてしばらく走ったところで看板を見つけたので寄り道してみます



行ってみよう




こんな寄り道もいい感じ




ムクの木と言っても樹木に詳しくないので何が凄いのか良くわかりませんが
大きな古木である事には時の流れを感じます
デジカメの広角側が狭いので写真で伝わらないのが残念ですけど


大きなムクの木




”寄り道”を終了して元の道に復帰します

しばらく直進した後に左折し牧田川の堤防道路を走ります



これを左折




この道は路肩が極端に狭くてトラックも多いので恐怖です
車の通行に迷惑にならないよう気をつけながら3kmほどは緊張を緩めることは出来ません



怖いです




雲は相変らず厚いものの今のところ雨は降っておらず
このまま何とか一日もってくれると良いのですが・・・

堤防道路を右折して国道365号に入り関ヶ原の合戦場を目指します



これを右折




名神の関ヶ原インターの横を通り過ぎます
流石に連休とあって大渋滞です

「これだから連休のドライブはイヤなんだよな〜」とひとり言を言いながら
自転車で本当に良かったと実感する次第です

いくら走っても”合戦場”がありません
「へんだな〜」と思っていたら伊吹山ドライブウエイの入り口まで来てしまいました



あれれ?




登って行きたいような気もしますが、確かこの道は自転車は通れなかったと思うので引き返します

約1km戻ったところに入り口発見!
南側から来ると表示が見えなかったようです

”関ヶ原の合戦場”とはその程度のものなんでしょうか?
もう少し大事に扱ってもバチは当らない史跡だと思うんですけどね

365号を左折し走ること300m 合戦場がありました
歴史に(歴史も)詳しくない自分には良くわかりませんが
ここで大勢の人が死んでいったと考えるとちょっと怖くなりました



関ヶ原の合戦場



石田三成の陣地




合戦場には再現かも知れませんが、多くの『竹矢来』が残っていて
きっとこの後ろで弓を持った侍が恐怖と戦いながら相手を狙ったのでしょう


竹矢来












ここから500mほど離れたところに石碑が寂しく建っています



合戦場の石碑




合戦場を後にし、同じ道を戻るのもつまらないので、まわり道をしてみたのですが、これが間違いでした

山手の田んぼ道は真っ直ぐではなく、ぐるぐる回っているうちに方向感覚が麻痺
太陽の位置もわからず何処を走っているのかさっぱりです

関ヶ原の民家と田んぼの中の道を徘徊すること30分
やっと365号に復帰できました

ここからは少し戻って上石津に向います

往きに渡った牧田川まで戻ってきました
往きは養老方面から来ましたが、帰りは藤原を抜けて帰ります

その時は気が付きませんでしたがここでまた失敗
本当なら橋を渡ってから右に曲るところですが、手前の対岸の農道が気持ち良さそうなので
「何処かの橋で渡ればいいだろう」と安易にこちらを右に曲がったのが間違いでした

走り始めは予想の通り快適な田舎道で快調に走ります



気分のいい田舎の道












また今日も私の行く手を遮る物が・・・
MTBならこのまま通過するかも知れませんがロードではこの先不安ですからね



今日もまた・・・(トホホ)




諦めて引き返します
これも「サイクリングの楽しみさ!」と自分に言い聞かせ失敗を反省する事無く
正規?のルートに復帰し365号を南へ

多良峡のトンネルまで来たのでここから川沿いに旧道を登ります
こっちの道は車も少なく快適ですから

ピタ ピタ ポタ ポタ ボタ ドバ〜
ずっと我慢していてくれた空から一気に雨が・・・
慌ててリュックを下ろしいつも入れっぱなしの合羽を取り出そうと探してみても見つからない!
ヒエ〜〜〜
先回の雨の後、干していたのを仕舞い忘れていたのです
無い物はどうしようもなく諦めるしかありません

とりあえずリュックを下ろしたついでに写真を一枚撮った後
カメラが濡れないようビニール袋に入れて厳重に仕舞います



雨の多良峡



全身ずぶ濡れになりながら何処か雨宿りをするところを探していたらトンネルの避難路を発見
しばらく此処で様子を見る事にします

ついでに昼飯のキャベツメンチカツバーガーを食べますが
こんな雰囲気の悪い場所で食べる昼飯は最悪です



雨宿り




リュックもビタビタです




待つ事30分
雨は止まないものの少し小降りになってきました
これ以上待っていても回復の気配はないので決意を固め走り出します


再スタートから5分もしないうちに次の災難は直ぐにやって来ました

後ろの方から”シュー”とかすかに聞こえる風のような音
「これは絶対に渓流の水音だ!」「気のせいだ!」
と自分を騙しながら恐る恐る後輪を見るとやけにタイヤが”薄い”

やっぱりパンクでした
トホホホホ・・・
こんな雨の中でパンク修理するとは最悪です

車輪を外しリアディレイラー、ハンガー、チェーンホイールを痛めない様に
そっと葉っぱを敷いて道路に自転車を降ろします



まったくツイてない




雨でブレーキシューのカスが流れ出し手も真っ黒け




こうなった以上”へなちょこサイクリング日記”のネタにするしかないと、
のん気に写真を撮っている自分が情けないようなどうでもいいような、そんな感じです

チューブを抜いて新しいチューブを入れようとした頃にまた雨が強くなってきました
今度は写真など撮っている余裕は無く必死でタイヤのビードを押し込むのですが
焦って上手く入りません

MTBのタイヤなら簡単に入るのに700Cが憎らしく思えてきます

10分以上もかかって何とか修理を終えました


多良峡を下りひたすら365号を走ります
雨は全く弱まる気配は無く前は見えないは路肩に水は溜まっていくはで最悪
横を追い越していくトラックに水を浴びせられながら完全にドブネズミになって走り続けるしかありません

今度は雨だけでなく雷が鳴り出しました
近くで空が”ピカッツ”と何度も光り直後に雷鳴が轟渡ります

雨ならともかく雷に打たれては何ともなりません
恐怖と戦いながらどれくらい走ったかわかりませんが”緑の森公園”を発見
公園のトイレの軒先で雷雲が通り過ぎるのを待ちます

やる事も無いので写真を撮っていると
濡れた体が冷えてきて段々寒くなってきました

風邪引いたかな



寂しい時間が過ぎていく




自転車もずぶ濡れ




相変らずの土砂降り




タバコを吸ったり、ブレーキシューのカスで汚れた手袋を洗ったりして時間をつぶす事30分
雷は通り過ぎたようです

しかし雨は一向に弱まる気配は無く、残り45kmの帰り道の覚悟を決めます

此処からは写真どころではなく、ひたすら雨と戦い走り続けます
メガネの中もヘルメットの中も水浸しです

路面の水は深くなっていてスリックには最悪の怖い環境の中を
注意して走るのですが時折頭がクラクラしてくるのは何故でしょう
アップダウンのキツい365号は登り下りでタイヤのグリップを奪い続けスピードに載れません




今日最後にして最悪の不運がやってきました

ゴールの駐車場まで残り20kmくらいに差し掛かった頃、雨が小降りになってきたので
「今のうちに距離を稼ごう」と焦ったのがいけません
下り勾配の交差点を左折する時、集中力が途切れていたのか
ブロックタイヤの感覚でブレ−キングしハンドルを切ってしまいました

「しまった!」と思っても時すでに遅し!
リアタイヤが白線に載ったと同時にグリップを失い一気に流れ出します
慌ててカウンターを当てるとリアタイヤは急にグリップを取り戻し今度はフロントタイヤが流れ
完全にコントロール不能

その後はオートバイレースのハイサイド状態になりアスファルトが目の前に近着いてきます
必死に足を付こうとしても角度が悪く足がペダルから離れません

「終わった。」と思った瞬間、水溜りと化したアスファルトに身体が叩きつけられました
横になりながら目に映ったのは足からペダルが離れ頭上で宙を舞う自転車
一回転してサドルの横から落下し更に回転して左のブレーキレバー、
もう一度舞い上がり右のブレーキレバーから着地して滑って行きました

2車線の道路の真ん中に横たわりながら何を考えていたのかは思い出せません

数秒か数十秒か経過した時「このままでは車に轢かれて死ぬ」と我に帰り
自転車のところまで走って行き、自転車を抱えそのまま歩道まで逃げました


しばらく雨の中で呆然と立ちすくみながら自転車をチェック

ハンドルの向きが曲っている
ブレーキレバー(STI)が内側に大きく入り込んでカバーが無い
転んだ道路を見るとカバーが落ちていたので一応回収して他の被害を探します



写真は帰宅後撮影した物です







サドルが破れていますが、元々少し破れていたのでこれくらいはOK

クランクのアームに大きな擦り傷
まあこれもOK
でも、なんでこんなところに傷が付くの?

リアディレイラーもガリガリ傷
動きをチェックして問題ないいのでこれもOK

工具を取り出しハンドルとブレーキレバーを元の角度に戻します

修理完了
他には特に不具合は無く意外に被害が軽く済んでホッと一安心

安心したら急に左腕が痛くなってきました
不思議なもので自分の身体より自転車を心配したのは良いのか悪いのか?です

今度は身体をチェック

右腕の肘の横から出血が多め
手首まで伝ってきている
でも、傷は浅いので大した問題なし

膝の横が痛い
ケブラーのパンツを捲り上げるとちょっと擦り傷
これは幸運にもケブラーのレーパンのお陰で随分と軽く済んだようです

後は全身が痛いけど一応大丈夫そう
道路は水浸しだったものの元々ビタビタに濡れていたので今さら気になりません

二日に一回は魚を食べているので骨密度が高いのか骨には問題なさそうです



ちょっと気持ちを落ち着けて残り20km頑張って帰ります

しばらくすると右太腿の内側が痛くなってきました
転ぶ寸前にサドルの先端で強打したのをその時思い出して、理由を納得
(家に帰って見たら青アザになってました)

走るにつれてからだのあちこちから打ち身による痛みが出てきましたが
そんなに大したことはなさそうなので我慢して走り続けるしかありません


何とか駐車場まで帰り着きました

今日は波乱万丈の約100kmでしたが幸い大事に至らず良い勉強が出来ました


今度はMTBにしよっと


終わり

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