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'03.07.27悟入谷林道、多度峡 木曽三川公園−二之瀬越−悟入谷林道−多度峡

走行距離  50.36Km 
走行時間  4時間22分 
平均速度  11.5Km/H 
最高速度  39.5Km/H 

積算距離  1587.2Km/H 
  

今日は千葉県在住のMongo Margaritaさん(以下Mongoさん)が愛知県に来てくれることになり
久しぶりに2人でのツーリングです

今日のコースはMongoさんの希望もあり桜の咲くころPurado772さんと一緒に走った悟入谷林道と多度峡に行きます



一月ほど前だったでしょうか
私のこのページを見てくれたMongoさんから「今度そちらに行くので一緒に走りましょう。」と、
掲示板に書き込んで頂き、その後メールのやり取りの結果意気投合して
本日初対面での林道ツーリングと相成りました



去年よりネットの自転車系サイトがきっかけで
京都のPurado772さん、神奈川ののんちゃん、権太くんと知り合い一緒に走ることができて
一昔前なら考えられなかったこの不思議な出会いの数々に大きな喜びを感じています



Mongoさんとの待ち合わせは朝8時に国府宮駅の前です
(国府宮はこの地方では”国府宮のはだか祭り”で有名)

私がノアで駅のロータリーに着いてすぐにMongoさんがやってきました
私より5歳若いMongoさんは見た目も若々しく一見20代とも思える風貌にちょっとびっくり
ちょっと羨ましい

彼のP−2(自転車の名前)と荷物を積み込みワクワク気分で木曽三川公園の駐車場を目指します
挨拶も早々に車に乗り込み軽く自己紹介などしているうちに
初めて会ったとは思えないくらい数分で盛り上がり、
まるで、昔からの友人と話しているような錯覚を覚えたのは不思議な感覚です

やはり同じ趣味を持つ者同士ということでしょうか?

途中、飲み物と昼食を買うためにコンビにに立ち寄り物色しているとMongoさんが
「キャベツメンチカツバーガーは無いみたいですね〜」と私の心理を読まれていたのには参りました

車中ではそれぞれの自転車ライフについて話しながら40分ほどで木曽三川公園の駐車場に到着
40分が5分くらいに感じました

自転車を降ろし準備完了
Mongoさんの目も輝いています



気合が入るMongoさん




今回もまず木曽三川公園から258号線を北上し二之瀬越(南濃北勢線)を目指します

258号線を走り出してすぐ、2人とも自転車のリアディレイラー調整が上手くいっていなくて
少し走ってはワイヤーを張ったり緩めたりと苦笑い
Mongoさんは組みあがったばかりの自転車、私のは先週各部を分解調整したので
セッティングがしっかり決っていなかったのが原因です

家ではお互いそれなりに調整してきたのですが、
整備台の上と乗車時では微妙に違いが出るのはしょうがないですね


リアディレイラーの調整もそこそこ決って258号線をひたすら走ります
258号線はだらだら登ったり下ったりのほとんど直線ということもあり
2人は「二之瀬まで何Km?」 「もうちょっとの辛抱」などと気を紛らわしながら走ります

円満寺霊園を越してすぐに左折し二之瀬越に入ります
入り口から7km弱の登りのこの峠道は、
最初は緩めの斜度も走るにしたがってキツくなってきます

自転車とリュックなど各種装備を含む総重量で4〜5kgはMongoさんの方が重いため
登り始めて3km程で少し疲れたようなので少し休みます

総重量が逆なら立場も逆だったと思います

自転車を路肩に寝かせ座り込んでいると、下から”猛者”が登って来ました
インナー多用のこの坂道を大きく蛇行しながら息を乱さず果敢にのぼる”軽快車”です



”師匠”




前のカゴには鎌を入れているようなので、山菜取りに行くのでしょう

私たちのような見かけ重視に比べて、このおじさんみたいな生活に密着した走り方が
カッコいいな〜と思っていると
Mongoさんも「マジでかっこいいですね〜!私たち完全に負けてます。」と同意見のようです


おじさんから元気をもらい再び走り出します

今日は先週を忘れさせてくれる程の快晴ですが
山に入ってからは多少雲もあって思っていたより暑くなく快適です
(それでも登っていれば汗がダラダラ出ますけど・・・)



Mongoさんも元気を取り戻し快調に登ります




登り始めて5km地点くらいが勾配もきつくて一番辛くなる頃です
今日は2人なので、その辛さがいつもよりずっと楽しく感じて気分は悪くありません

その辺りで先ほどの”師匠”のおじさんと再会して少しお話をしました
想像通りおじさんはとても爽やかな人で、別れ際に
「もう少しで頂上だで、頑張って走ってってよ」と言ってくれました


もう少しで頂上




何とか必死で登りきり二之瀬越の一番高いところに着きました
道を左に入ると『庭田山頂公園』があります



公園入り口




公園と言っても特に何が有るということはないですが
広々として見晴らしが良く気持ちの良い場所なので、私はここが大好きです



庭田山頂公園




冬など霞みが無ければ御岳山が綺麗に見えて見晴らしは最高なんですが
今日は雲が多めで濃尾平野しか見えないのが少し残念です
まあ、この時期はこれが普通でしょう



ちょっと雲が多めです




気象庁が前日にこの地方の梅雨明けを発表しました
きっと暑くて大変だろうと思っていましたが、今日は大陸からの移動性の高気圧なので
かすかに北西の風もあって涼しいぐらいです

公園で色んな話をして疲れをいやしいよいよ林道に向います
ここは”山頂公園”のはずなんですが、林道に入っていくとどんどん登っていきます
そして下ってまた登る、の連続で思いのほか厳しいコースで
実際には標高差で200メートルほど登らなければいけません



悟入谷林道に入ります
この林道は養老山脈の尾根を縦走して田度山頂まで続いています

林道に入ってしばらくは簡易舗装とフラットダートの連続です



しばし休憩




林道で休憩していると変な虫がいっぱい私の足に群がってきます
どう言うわけか虫は私の方に集中しMongoさんには寄り付きません。

痒くてたまらないのでMongoさんに虫除けスプレーを借りて吹きかけると
しばらくは寄り付かなくなるのですが、例によってまた私の足は虫の餌食となるのでした



虫除けスプレーをかけるMongoさん




アップダウンを繰り返し悟入谷林道の分岐点に出ました
右に曲ると山を下り東貝野、左に行くと引き続き尾根伝いに多度方面です

ここで昼飯にする事にします
飯を食いながら2人で自転車談議に花を咲かせ盛り上がりました
熱くなった身体に優しく風を感じながらの楽しい一時です

盛り上がりすぎて一時間近く休憩を取ったので足の疲れも回復してきたので
元気を出して午後のツーリング開始です



心地よい昼食場所




ここからは石がゴロゴロの厳しい登りの連続で2人とも息が弾み
「苦しい!」と言いながらも表情はけっして暗くないのが気持ちをあらわしています



登って登ってまた休憩




「もうこれ以上は勘弁して〜」と思った頃に多度峡に向うシングルトラックの入り口に着きました
ここからは自転車に乗れない場所も多く、最新の注意を払って進まないと大怪我の元になる道です

ここでMongoさんはプロテクターを装着しました
私はといえば半袖半ズボン(レーパン)なので生身剥き出しですが
無い物はしょうがないのでこのまま進みます



シングルトラックの入り口



もう、ここからはほとんど登りは無いので楽といえば楽なのですが、気を緩めるのは禁物です

シングルトラックに入ると、とたんに明るかった空が樹木に覆われ急に薄暗くなり
おまけに道幅は人1人がやっと通れる程度しかなかったり
えぐれた泥道がか”まぼこ状”だったり”すり鉢状”だったりとダートファンにはたまらない楽しい道です



怖いけど面白い




それほど迷うような道ではありませんが、
それでも所々にフェイントをかける様な脇道が見られるので
間違えないようにルートを確認しながら慎重に進みます

こんなところで迷ったら夏とは言っても大変な事になるので油断は大敵なのです
低山なので熊こそ出ないでしょうが、イノシシやサルやマムシはいっぱいいますから



一応ハイキングコースと言われていますが・・・




平らなところは自転車に乗り、滝のように下る道では押したり引いたりと『冒険気分』を満喫しているうちに
多度峡の一番高いところに合流しました

多度峡に入ると今までより道幅は広くなり、1m前後で安定はしているものの
下り勾配がきつくて、路面の石はガチガチの尖ったやつが至る所で牙をむいています
本当はこういった道はMongoさんの様なプロテクターを装着するべきなのでしょうね

この多度峡では、毎年多くの人が鎖骨や足の骨を折っているので
ハイキングコースと言ってもナメてはいけません


時間も夕方に近くなってきました
この辺りは夕方近い時間になると太陽の位地と樹木により夜のように暗く感じます
そのため、路面の状況を掴みにくく、さっきまでしていたサングラスを外します



夜のような多度峡(ストロボ撮影)




慎重かつ大胆に多度峡を下っているとMongoさんも楽しそうで
心底「今日はこのコースにして良かった」と嬉しくなってきました

ダートの下りは楽なようで思いのほか体力を消耗します
バランスを保つには常にペダルを押さえ込む必要があるので2kmも下ると足がガクガクです


多度峡を下りきると綺麗な川に出ます
この川はホタルで有名なので水が綺麗なのでしょう

堰堤からの水しぶきが山を走りきった二人を祝福してくれているように心地よい冷たさです



多度峡の終点付近の堰堤




後は多度大社の前を通り揖斐川,長良川を越えて10km程で駐車場に帰っていきます

揖斐川と長良川の橋の上を2人でゆっくり走りながら見下ろした川の流れはとても優雅で
今日の疲れを忘れさせてくれます

駐車場に到着して「お疲れ様」と交わす言葉が
少し寂しい気分だったのは恐らく私だけではなかったでしょう


お疲れ様でした!




今日のツーリングもきっと忘れられない一つになるでしょう

一日中山の中を走り回った余韻に浸りながら静かに家路に着く二人でした


Mongoさん、お疲れ様
また今度ご一緒しましょう


終わり


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