昨日の雨が嘘のように、今日の天気予報は一日中晴れ
朝飯をそそくさと食って急いで自転車を車に積み込みます
今日は日曜なので、明日の仕事に差し支えない程度に目的地を選択
三岐鉄道を利用し鞍掛峠を越え１２時まで走って戻る事に決めました
ツーリングとは関係ありませんが
往きの車の中で地元のＣＢＣラジオを聞いていたら、
今日は８時から夕方までずっとビートルズ特集を放送するとの事
１９６６年の６月２９日にＣＢＣラジオがビートルズを招致したのを記念してだそうです
シーラブズユーやアハードデイズナイトを聞きながらスタート地点の丹生川駅に向います
多度の横あたりを通ると目的の山が見えて来ましたが
天気予報とは裏腹に凄い雲です
大丈夫かな〜
峠の頂上は見えず
スタート地点の丹生川駅に着きました
車から自転車を降ろしているといきなり「カンカンカン」と遮断機の音がします
「ひょっとして〜」
待ってくれ〜
案の定、西藤原行きの電車が無情に出て行ってしまいました
一時間に一本しかない電車に乗り遅れてしまったようです
前に乗った時とは時間が少し変わったのか私の勘違いなのか？
いずれにしても諦めるしかありません
とりあえず愛用の携帯ラジオをポケットに入れてイヤフォンでビートルズ特集を聞きながら準備をします
愛用の携帯ラジオ
切符を買って時刻表を見ると次の電車は９時５３分です
やっぱり一時間待たなければいけません
こんな駅です
自転車を置いて切符を買います
丹生川−西藤原は片道２２０円
以前はサイクルパスの制限が
日曜と祭日に限定されていましたが現在は土曜日もＯＫだそうです
乗車券を買えば自転車一台まで無料で乗せてくれます
一時間も待つのは暇なのでホームで写真を撮って遊んでいました
しょうもない写真を何枚も撮ったので掲載しますね
やっと電車が来て乗り込みます
丹生川から終点の西藤原までの４区間はずっと登っているので
降車後は、下りだけのツーリング計画も可能なので
登りが嫌いな方には打って付けかもしれませんね
久しぶりに電車に乗ったので気分は子供のように浮かれてきました
車内で写真をもっと撮りたかったのですが
他のお客さんも乗っているので少しだけにしておきました
のんびりとした山あいを電車は走ります
子供は電車が好きのようです
藤原駅に着きました
この駅の横では毎週日曜日になるとボランティアの人たちが
ミニ新幹線とミニ蒸気機関車を子供達のために運行してくれています
三岐鉄道を定年退職した人たちだと前に聞いたような憶えがあります
子供達嬉しそう
西藤原駅には古い列車が展示されていて
鉄道マニアの方々もカメラを持って熱心に写真を撮っていました
SLは人気の的？
なんだか良く分らないけど記念に撮影（笑）
西藤原駅を出て国道３６５号に入ります
駅から暫定目的地の鞍掛峠まではずっと登りなのであまり無理をしないようにのんびり行きます
駅から４ｋｍ程で峠の入り口まで来ました
３６５号を左折し３０６号に入ります
乗鞍よりきつい鞍掛峠へ
３０６号に入ったとたんに勾配が急になり、迷わずフロントはインナーへ一気落とし
ロードに乗りなれてる方達やトライアスロンの人たちにしてみれば大したことは無いのかもしれませんが
私のような”へなちょこ”にとっては『カテゴリー超級』と感じる峠です
山岳ステージの始まり
頑張って登っていくと中間あたりに赤い橋があります
ここで写真を撮っていたら、ロードの人が結構なスピードで登ってきました
「やっぱり鍛えてる人は速くてカッコいいな」と思い、私の横を通り過ぎる時に目が合ったので
「こんにちは！」と挨拶の言葉を掛けたのですが、その人は
”お前みたいなへなちょこに構ってられねーよ！”と言わんばかりに、これ見よがしに目をそらして私の横を通り過ぎて行きました
ほんの少し前にそんな人を”カッコいい”と思った事に腹が立ってきましたが、
そんな小さな事で怒っていてもいてもしょうがないので、気を取り直し走り出します。
わりと綺麗な赤い橋
天気は心配したほどではなくて晴れたり曇ったりの繰り返しで
今のところ雨の心配は無さそうです
橋を越えてもう少し走ると傾斜は更にきつくなってきます
電車を降りてから１０ｋｍ以上ずっと登っているのでペースを控えて走っているつもりでも
徐々に足に疲れが出てくるのがわかります
ちょっと辛くなってきたあたり
何とか頑張って走っているうちに峠のピークのトンネルに着きました
トンネルの中はとても暗くて、サングラスをしている事を忘れてそのまま走ってしまい恐ろしかったです
峠のピークのトンネル
トンネルを抜けると今度は下りです
１２時までまだ３０分はあるのでこのまま下っていきます
下りは楽なんですが、帰りに下った分だけ登らなければいけないので複雑な気分ですね
気合をいれて下るぞ〜
そろそろ１２時に近いので適当なところを探して昼飯にする事にします
昼飯を食うために止まった場所の横に、とても感じのいい林道がありました
走って行きたいのですが、路面と勾配を考えてMTBで次回走る事にしておきます
昼飯を食っている途中もずっとイヤホンにはビートルズの懐かしいメロディーが流れていて
麓から登ってくる風とあいまってとても気持ちの良いランチタイムになりました
面白そうな林道があったよ
昼飯を食い終わってふと路肩をみると ”ほっ”とする標識？を見つけました
何だかよくわかりませんが、感じ良い標識です
何に対して言っているんでしょうね？
いいえ、どういたしまして！
昼飯後に一服して帰る事にします
下った道をまた登るのは嬉しいような悲しいような・・・・
この坂は先回登った時に、足の筋が痛くなって辛い目に遭った峠ですが
今日はまだそんなに距離を走っていないので心配は無さそうです
先回足の筋の痛みがピークに達したあたり
後は頑張ってトンネルまで登って一気に下ります
この峠はオートバイに絶好の場所で、レースをやってる人も練習を兼ねてよく走っています
平日にはトラックで本物のレーサーマシンを持ってきて走っている人もいるくらいです
当然ナンバープレートは付いていませんよ
この下りは走り慣れているのでハイペースで下ります
登りではへなちょこですが、下りなら脚力は関係ないので思いっきりコーナーを攻めながら下っていきます。
本気でコーナーを攻めていると
膝を擦りながらとても綺麗なフォームで登ってくるSUZUKIの”隼”が目に入りました
何を思ったのかその人は私に向って”ピースサイン”を出しています
私も昔に帰って左手で”ピースサイン”をすかさず出したのですが、
急な事だったのでその後のコーナーでブレーキを掛け遅れて危うくガードレールに突っ込むとこでした（怖）
鞍掛峠を下りきって藤原の街中を走って帰る事にします
街中と言ってものどかな落ち着いた町並みなので気を張る必要も無くのんびりポタリング気分で走れます
藤原の集落
西藤原駅を通り過ぎて線路沿いに丹生川まで下って行きます
客車や貨物列車と時々並走したりすれ違ったりして
「鉄道ファンならたまらないだろうな？」などと思いながらいい気分です
何を運んでいるんでしょう
途中でお化け屋敷のような廃家がありました
夜来たら怖そうです
なんか怖そう
気分良く走って丹生川駅に帰って来ました
何となく走り足りない気分ですが、あんまり無理すると明日の仕事に差し支えるので
今日はこれぐらいで許してやりましょう
無事到着
車に戻ったのは１４時前でした
帰りの車の中ではまたビートルズの懐かしいナンバーが流れています
〜ザ、ロングアンドワインディングロード♪〜
今日もいい一日だったな
終わり
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