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'03.06.21乗鞍エコーライン  三本滝-畳平 


走行距離  31.19Km 
走行時間  2時間23分 
平均速度  13.0Km/H 
最高速度  52.0Km/H 

積算距離  439.8Km/H 

最近は梅雨入りしてからずっと雨
金曜の夜会社から帰って天気予報を見ると、土曜は晴れるとの事なので
7月のゲートオープン前にもう一度エコーラインに行く事に急遽決定しました

先回はMTBで来ましたが、今回はロードでのツーリングです
ロードのクランクをトリプルに変えたので
乗鞍の長い登り(私にとっては)でどこまで使いやすいか試してみます

先回と同じような写真ばかりですが、そのあたりは怒らないで下さいね




朝の5時に乗鞍高原に到着しました
今日は土曜日なので車も多めなため帰りの安全を考えて
ゲートがある三本滝の少し下に車を停めて片道15kmコースにしました


5時の時点ではかなり寒く、急いで出発する必要もないので
朝飯を食ったり用意をしたりしてのんびりと出発です

私は乗鞍と非常に相性が良くて
自転車で走りに来る時はほとんど晴れなのですが
今日はどんよりと曇っていて乗鞍の山がまったく見えません
「今日はダメかな?」と思いながら出発しました

1km程走ると三本滝のゲートです
隣りの案内板の前で記念写真を撮ってゲートの横を自転車を担いで通り抜けます



後ろに見えるのは7月まで閉鎖中のゲート



ゲートを過ぎてしばらく走って下を見降ろすと三本滝の駐車場が見えます
やっぱり”もやっ”としていてすっきりしません



三本滝の駐車場を見下ろす



アルテのトリプルはインナーが30で、MTBの22と比べると大きいです
当然ながらタイヤ径、スプロケの大きさも違うのでギア比が高く、
インナーと言ってもMTBのセンターより重く感じてしまいます

そんな訳でスタート直後にいきなりインナーに落とします
しかもリアは7段!
この調子だと今日、登りで使うギアは3つだけになりそうです

滝の横に来ました
勢いよくシブキをあげながら豪快に流れ落ちています



涼しいというより寒いシブキ



滝を過ぎて空を見ると、気のせいか少し雲が薄くなってきた感じがします
私の『乗鞍晴れ男』のジンクスが生きていてくれるといいんですけどね

晴れてくるかな?



リア9速でクリクリ登っていたら、足の筋肉がほぐれてきたようで
ロードのギア比でもぼちぼち走れば登れそうな感じです


うひょ〜〜!!!
走り出して20分か30分でしょうか
空を見上げるとさっきまで厚かった雲が見る見る千切れてどんどん晴れてきました
コーナーを曲ると剣が峰がどかーんと出ています
『山の天気は変わりやすい』とよく聞きますが今回は良い目が出たようです



『乗鞍晴れ男』はいまだ破れず


山を見ていると剣が峰と大日岳の間を凄い勢いで雲が流れて消えていきます
面白いので上ばかり見ながら走っていると何度かガードロープに突っ込みそうになりました


先回は雪が残っていたあたりに来ましたが今回はもう融けてありません
2週間でずいぶんと雰囲気が変わったようです

もうそろそろ春が頂上までとどいたんでしょうね



先回雪が多くなってきた場所も今回は融けてありません



相変わらず走りながら山を見ていると
時折一気に下に下りてくる雲があるようです
その雲も雪がなくなる高さあたりで”すっ〜”っと消えていくんで
綿菓子見たいで食べたくなってきます



山の雲って面白い


横を見ると湧き水が集まり小川となって流れて行きます
水の流れる音が心地よくて疲れを癒してくれます

木の上には野鳥が飛んでいます

水音と鳥の声、風の音
それに加わるチェーンがスプロケを回す”チキチキチキ”と小さな音
やっぱり乗鞍は自転車天国です


道路横の流れ込み



冷泉小屋まで登ってきました
ここも先回は雪に囲まれていましたがもう残っていません

温泉(硫黄)の臭いがキツくてタダでさえ息が上がり気味の肺に容赦なく入ってきます



雪が完全に無くなった冷泉小屋


冷泉の流込みにお地蔵さんが立っています
先回来た時には雪に囲まれて気が付かなかったのかもしれません



お地蔵さん



2000mを越えたあたりから何となく空気が薄い感じがしてきました
栓を空けていないペットボトルが膨らんでいるような感じなのは気のせいではないでしょう

2300mの位ヶ原まで来ました
このあたりにくると路肩の雪も多くなってきて
それに連れて気温もぐっと低くなってきます

山頂が走るほどに近くなってきて大きく見えてきます
止まるとすぐに寒くなるので写真を早々に撮ってすぐに走り出さないと
体が冷えて凍えそうです



位ヶ原の山小屋はまだ開いていません




エコーラインは『県道84号』なんですね



この辺までは平均10km/h以上で登って来れましたが
8km、7kmと速度が落ちてきます
傾斜自体はそれ程変わっているとは思えないのに息が苦しくなってきます

コレはやっぱり高度のせいなのかな?
それとも体力がへなちょこな為でしょうか?

この場所はMTB+スリックの方が楽に登れそうです
でも”たまらん”レベルではないのでまだまだ頑張って登ります



そろそろキツくなってきた2400mあたり



前を見ると更に山頂が大きくなってきました
景色がいいので苦しいのも我慢できます



ブルーバックの山頂


「そう言えば昨日は一睡も出来なかったな〜」などと自分の体力の無さに言い訳をしながら
速度を落としてチンタラ登っていきます

ここまで来ると畳平はもう少し
早く着きたいようなもっと遠くであって欲しいような複雑な気持ちで走ります



2500mあたりから剣が峰を望む




カーブミラーに写った山が面白い形をしています



雪の壁が段々大きくなってきました
それでも先回の3分の2くらいに縮んでいるようです



雪の壁が視覚的にも寒そう



面白いのでこのあたりで雪の上に自転車を乗せて写真を撮って見ました
なんか時期がずれた写真ですね


思ったより雪は硬かったです




2600mの大雪渓に付きました
気分的には雪の中で転げまわって遊んで見たいと思うものの
歳を考えて自粛します



一面銀世界の大雪渓



この場所では夏スキーや夏スノボを楽しんでいる人が目に付きます


スノボの人が一度滑ってまた歩いて登って行きます
少し挨拶を交わすとスノボの人は
「こんなとこまで自転車で登って辛くないですか?」と言いましたが、
内心、「アンタたちの方がよっぽどハードでしょ?」って感じです



登るの大変でしょ?



ここを越えるともう終点の畳平です
何となく登りの終点はいつも寂しい感じになります
体力は消耗していても、気持ちだけはこのまま4000mくらいまで登って行きたい気分です



畳平の駐車場と池



風が強くて寒いです
雲が自分の下から上がってきて横を通っていきます
まるで”アルプスの少女ハイジ”の気分です



雲の流れ



10分も畳平にいたら寒くてたまらなくなってきました
迷わずジャンパーを着たものの下はレーパン一枚なので下半身が冷たくなってきます

今回は山歩きはしないので凍える前に下る事にします



さあ帰ろう



路面の雪融け水がタイヤに巻き上げられてシブキとなって尻や足に飛び散り、冷たいことこの上無しです
ブレーキをかける手首も寒さでしびれてきました



寒いけど快感!



時折こんな急カーブ、急勾配があります
そんな場所に限ってビショビショに濡れているので恐怖です

登りと変わらない速度ででフルブレーキで下ります


恐怖のコーナー



雪がなくなる辺りまで下ると急に暖かくなり一気に下ります
それでもコーナーがきついので最高速度は52km/h止まりですが爽快感はたまりません

下ってしまえばもう終わりなので名残惜しい気持ちで最後はゆっくり噛み締めて下ります






車に戻って終わりです
何回走ってもエコーラインの開放感は最高です




なんか走り足らないと思いながら、今からまた4時間も車を運転しなければいけないので
休憩がてら一之瀬園地で少し遊んで帰ることにしました

一之瀬園地でのんびりしていたら急に眠たくなってきたので
家から持ってきた”アスパラエース”を腰に片手を当てて飲み干します

居眠り運転をしたら大変なので気合を入れなおし家路につきました

早く家に帰ってビールが飲みたいな〜



終わり

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