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'03.10.11長野のとある林道と乗鞍エコーライン


走行距離  46.91Km 
走行時間  4時間02分 
平均速度  11.6Km/H 
最高速度  48.0Km/H 

積算距離  1831.9Km/H


今日は紅葉を求めて長野県のとある林道と帰りに乗鞍エコーラインを走ってきました
10日(金曜日)の仕事を終えて帰宅後21時に車で家を出ました
最近は夜の冷え込みもキツくなってきているのでジャンパーや毛布の装備も万全です




国道19号線を走って家から約4時間の道のりはいつもなら退屈な時間ですが
今日はちょっと様子が違いました
途中、中津川あたりでえらく乱暴な軽ワゴンが挑発的な運転をしていて
ちょっとこちらも意地になってしまいましたが
いい歳をして若い者と競り合うのも大人気ないと思い先に行かせる事にしました

その後数km走っていくと交差点手前の道路に”壁”が出現
慌てて急ブレーキを踏んで止まるとさっきの軽ワゴンが横転して道路をふさいでいたんです

運転手の若い衆は路肩に座り込み周りの人に救護されている様子
私も様子を見に行ってやろうかとも思いましたが既に7,8人の人が回りにいたので
そのまま反対車線を走り追い越し先に向かいます
大したケガは無さそうなので少し安心しましたが車はかなりぐちゃぐちゃでした

若者はきっと「後悔先に立たず」と思っているに違いありません



その後は順調に進み現地の駐車場に午前1時前に到着
すぐに寝れるよう車内の準備をした後で遅めの晩酌を始めます
独りで飲む酒はよく効くものでビールと酎ハイを一本ずつ飲んだらすぐに酔って眠くなってきました

2時に寝袋に包まり8時まではゆっくり寝ましょう
「おやすみなさい」

と、思っていたのに・・・・・
車を停める方向をまた間違えてしまい日の出の明るさで目が覚めてしまいました
まだ5時半だと言うのに困ったモンです
無理に眠り続けようとしても眠気が覚めてしまいダメなので諦めて起きることに

自分で「おはようございます」とつぶやいてオシッコをしに外に出ると
恐ろしいくらいの寒さに縮んでしまいました

何とか用事を済ませ車内で熱いコーヒーを入れて朝食にします
「やっぱり外で食べる飯は美味い!」などと車の中にいるくせに訳のわからない独り言をつぶやきながら
ラジオの電源をいれてみますが電波状況が悪くてまったく入りません

”ボケ〜”っと時間を潰し8時にスタートです



今回の宿泊先?




ここから第一目的の林道に向かいます
林道の入り口は県道84号線の途中にありますが
詳しい地名や目印になる場所が無いので残念ながら説明できません

車止めのチェーンのゲート横にある歩行者用の通路から林道に入ります
一応「車の通行は禁止します」と書いてありますが自転車は大丈夫?かな



こんな林道です




この辺で標高1600mくらいだと思います
目的の紅葉も良い感じに色づいて文句なしですが曇り勝ちなのが少し残念です

この道は片道8kmほどアップダウンを繰り返して標高1900mくらいまで登っていきます

出発時に着ていたパーカーもすぐに体温の上昇で邪魔になってきてリュックの中に収納
それでも止まるとすぐに寒くなるのでまだ気温は上がっていないようです



場所によって色づきが違う感じ




遠景も綺麗です




この道はとても景色が良くて最高なんですが車は入れないしほとんど人の気配がないので
獣の襲撃に怯えながらのトレッキングと言った感じです



熊笹の間から何か出て来たら怖い




熊除けの鈴はちゃんと二つ着けてますがこんなの効果があるのかどうなのか?
猪だったら効き目は無いでしょうね



熊除けの鈴 直径4cmと1.5cm




石の道を走っていると後ろから”ゴトン”と音がしました
「うわ〜、ついに出た〜」とビビりながら後ろを振り向くと何もいません
注意してよく見ると私のサドルバックが道に落ちていました

どうやら振動で落下したようです



壊れた?




とりあえず獣じゃなくて一安心
サドルバックの修理もネジを締めるだけで簡単に終了してもう一安心
良かった〜


何処を見渡しても綺麗な紅葉に包まれ最高です



山も綺麗




そろそろ終点に着きます




終点はこんな感じ




これ以上は道が無く進めません
路面はここから急に湿地になり足元がグチュグチュで靴の中に水が入って冷たいです

到着した時間は10時を過ぎていました
ここまでの約8kmを2時間以上もかけて登ってきた事になります

去年来た時は青空が広がって綺麗でしたが今回は曇り空なので
黄色や赤が少しくすんで見えるのがちょっとだけ残念です
まあ雨が降らなかっただけで良しとしておきましょう



戻る途中にも綺麗な場所があったので写真を撮りすぎたのでメモリーカードが足るか心配です



帰り道




川もいい感じ




下に見えるのは一之瀬園地




林道を下りきり県道84号に戻ったのは11時過ぎ
今度は『乗鞍国民休暇村』から乗鞍エコーラインを登って行くことにします

自分の計画ではエコーラインを登りきった後は乗鞍スカイラインを下ってまた戻って来ようと考えているんですが
すでに林道の約16kmで足が疲れた感じでちょっと無理かもしれません

まずは頑張って畳平を目指します


三本滝まで登っていくと春には閉まっていたゲートが開放されていますがマイカーは通れません



三本滝のゲート




警備員に挨拶すると「頑張って来てください」と声をかけてくれました

エコーラインもいい感じで木々が色づいているようです

ここから先は以前にも紹介したので写真で簡単に報告します
春と同じ場所で撮っているのもあるので違いがわかって頂ければ幸いです



三本滝を過ぎた後




冷泉小屋




位ヶ原の山小屋前
春のロードと同じ構図にしてみましたが空が青くない(残念)




位ヶ原を過ぎたあたり




登った道を見下ろす




東の風景




ここらで親子連れのサイクリストが追い越していきました
まだ小学6年か中1くらいの少年なのに凄い元気です


位ヶ原を過ぎた辺りでカッコいい自転車に乗ったお父さんに追いつきました
「今日は〜」と越えを掛けた後で並んで走っていたらどちらからと無く話がはじまり
すこしお話をして先に行かせてもらいました


その後自分の身体に異変が起こりました
身体の力が急に抜けてまったく足に力が入りません
ふら〜っとしてめまいが襲います

ひょっとしてこれがハンガーノックと言うヤツでしょうか?
考えてみれば既に13時近くなって随分前から空腹感に襲われていましたが
畳平で昼飯にすると決めていたので無理があったようです
それとも軽い高山病なのでしょうか?

丁度大雪渓の横だったので広場に自転車を停めて昼飯と飲み物を食べて休憩を取る事になりました
寒くなってきたのでここでパーカーと長ズボンを取り出し着ます



昼飯場所となった大雪渓横


しばらく大雪渓で休憩していると随分と身体が楽になりちょっと力が戻ってきたようです
そんな時、先ほどのお父さんがやってきて2人で自転車談義に花を咲かせました

お父さんは神奈川県から来ているそうで
ネットで知り合った東京の方達と一緒に乗鞍を登っていると言っておられました

お父さんの自転車はケルビムの白いクロモリでとてもカッコいい仕上がりです
まだ完成して一週間らしく乗るだけで楽しいという雰囲気で素晴らしい笑顔でした



かっこいいお父さん




話が盛り上がリ過ぎて名前を聞くのを忘れてしまいました(笑)


この後お父さんの連れが追いつき私も一緒に畳平まで登りきりました



畳平の少し手前




当初の目標はこの後で乗鞍スカイラインを下ってまた戻ってくる予定でしたが
既に足は限界です
今日はここで引き返す事に決定
しばらくここでまた休憩です


自転車の写真を撮っていると関西から来たサイクリストの方が
私のカメラで記念写真を撮ってくれました



自分は照れくさい




お礼にその方のカメラで記念撮影をしてあげました
その後で話が盛り上がったのは言うまでないですね

今日はいろんな方とたくさん楽しい話が出来て良かったです
乗鞍には特別な力があって知らない人でもすぐに友達になれてしまうのは不思議です


さあ帰ろう
寒いのでゆっくり下ります



天気はさらに下り坂




標高2400mあたり




バックは大日岳




冷泉小屋のお地蔵さん




2000m付近




下りもまた写真をたくさん撮ったので途中で64Mのメモリーカードが予備も含めいっぱいになりこれで打ち止めです
帰りにナナカマドが綺麗に色づいている場所を撮ろうと思ったのに諦めるしかありません

写真は撮れませんがこの後も景色を満喫しながら車まで帰りました

今年はもう来れそうに無いので来年を楽しみにする事にします




帰りの19号線は連休と言う事もあってか、かなり交通量が多く
家に着いたのは21時頃でした

嫌がる家族を相手に土産話をしながら飲む酒は最高の味でした
これだから遊びは止められません



終わり


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