春も本番を迎えたこの日に
伊吹山で行われたヒルクライムレースに参加してきました
当日は早起きして朝５時過ぎに車で家を出発
東海大橋を過ぎる頃には日の出時間になり
周りが明るくなってきました
眠たいです
東海大橋を渡る
現地に着き
とりあえず大会駐車場に行ってみるとすでに人が一杯でした
駐車スペースにはまだまだ余裕があったものの
スタート前には静かにのんびりと過ごしたかったので
近くの「関が原古戦場」の駐車場に移動して準備をしました
想像通り誰もいない駐車場は静かで良かったです
大会の駐車場ではトイレも込み合い大変そうでしたが
こっちのトイレは完全に貸し切り状態で快適でした（笑）
関が原古戦場の駐車場
古戦場の入り口には桜が咲いていて
とても良い雰囲気でしたよ
準備を済ました後もまだ時間に余裕があったので
車の中でラジオを聴きながらゴロゴロして過ごしました
いつもレース前になると少しは緊張感が出てくるのに
目の前の桜のせいなのか、この日は妙にのんびり気分が抜けません
そろそろ受付時間が近くなってきたので
自転車に跨り会場に移動しました
会場に再び到着
受付を済ませた後
この大会に参加されている「ぷらどさん」に会いに行きました
そこにはぷらどさんのお仲間の皆さんも集まっていて
皆さんに優しく迎えていただき嬉しかったです
スタート前にぷらどさんや京おんなさん
そしてそのお仲間の方たちとお話しできて良かったです
しばらくその場でお話ししていると
ボクのカテゴリーの召集が掛かったので集合場所に集まりました
そして嬉しい事がもう一つ
集合場所の手前で待っているとき
「HIDEJYさんですよね〜、ホームページいつもみてますよ〜」と
「ダッチさん」とおっしゃる方が声を掛けてくれました
下手ながらもホームページやブログを続けてきて本当に良かったと実感した瞬間です
１００人ほどのグループでコース（伊吹山ドライブウェイ）への移動開始です
集団で伊吹山ドライブウェイへ移動
移動中は歩道の段差や水溜りの上を走ったりして
レース本番よりも神経を使ったかもしれません
でも、田んぼの脇を大集団で走るのは
妙に気持ちよかったです
移動中
伊吹山ドライブウェイの入り口に着くと
気温は想像以上に上がっていて暑くてたまりませんでした
伊吹山ドライブウェイの入り口
事前の情報では
気温は平地に比べて低いとの事だったので
持っているウエアーの中で一番厚手のモノを着てきてしまい
激しく後悔しましたが、今更どうにもなりません
とりあえず腕まくりをし、ジッパーを全開にして空気を取り入れました
周りの皆さんは薄めのジャージで快適そうです
レース前の緊張はどころか暑さでだらけてきました（＾＾；
そんな時
ぷらどさんがやってきて写真を撮ってくれました
ちょっと気合が入った瞬間です
スタート前（ぷらどさんに写してもらいました）
前の方は順次スタートしているようです
３０秒間隔で１０人ずつスタートする方式らしく
さすがに参加人数が多いので
なかなか自分の番になりません
あまりに待ち時間が長いので
先ほど入りかけた気合がまた抜けてきました
スタートラインはもう少し先
１１時を過ぎさらに暑くなった頃
ようやくスタートの時が来ました
もうすぐスタート
ワクワクしてきました！
スタート１０秒前
ペダルを靴にはめます
５秒前
右足を上げてスタートの体勢
３
・
２
・
１
スタート！
横に並んだ１０人が一斉に走り出しました
第一回の大会ということもあり
コース状況はほとんど未知
とりあえず周りの人に着いて走ることにしました
まわりの皆さんも同じのはずですが
少し経つとどんどんペースを上げている感じ
スタート直後
関西を中心に遠方からも集まっている大会なので
それなりにレベルが高いのでしょう
徐々に周りのスピードに着いて行けなくなってきました
しばらくするうちに
後からスタートした方達に抜かれるようになり
徐々に焦りが・・・・
観光気分で走ろうと思っていたこの大会ですが
ここまで次々に追い抜かれると段々情けなくなってきて
とても観光気分というわけにはいかなくなってきました
観光気分で走るには
もっともっと体力に余裕が無いと無理みたいです
それでも
せっかくの初めてのコースなので景色を目に焼き付けながら
ボトルの中の「カルピスウォター」を飲み飲み
ひたすら「忍耐」で登りましたよ
ヒルクライムレースなので当然ながらコースはほとんどずっと登り
いつも走っているニノ瀬に比べれば比較的傾斜は緩く感じるも
普段の自分のペース以上で走っているのでキッツいです
おまけにほとんどの場所でずっと先の登りが見えてるし・・・
すでに数kmで意気消沈気味
ほとんどの場所で２０ｋｍ/ｈ以下のため
速い人の後ろに着いて走ってもスリップストリームの効果は無く
ひたすら自分との戦いが続きました
それぞれペースが違うので
抜きつ抜かれつしながら少しずつ距離をこなしていきした
でも、抜いた時よりも抜かれた時のショックが大きくて
感覚的には「抜かれっ放し」の印象が強かったです
みんな速い！
内から外から抜かれる
頑張って走り続けていると
前の集団に追いつく事もあり
そんな時は必至に歯を食い縛ってペダルを漕ぎました
ジャージのジッパーを全開にし力を込めます
追いつけるかな・・・
”暑さ”と”ずっと続く坂”との戦い
そうやって急にペースを上げて追い越すと
その後にまた疲れが出てきてまたペースダウン
気を抜くとまた後方スタートの人に抜かれる事の繰り返しでした
また抜かれた
抜いたり抜かれたりしながらも
写真を撮る余裕があったのは半分まで
写真を撮るためには片手運転をするしかなく
それによって消費する体力も勿体無く思えてきたので
中盤以降はひたすら効率よく走る事に集中して体力の消耗を抑えました
汗はダラダラと流れフレーには汗の結晶が出来ています
「抜かれてもじっと我慢」を心がけスピードを抑え
納豆走法で走り続けましたよ
残り１ｋｍくらいになると
路肩にいる係員から「あと少しだぞ〜頑張れ〜！」声援をもらい
切れかけていた気合が蘇ってきました
ぐにゃぐにゃとしたキッツい坂を上ると
ゴールが見えています
残り２００ｍくらい
ゴールライン横では先にゴールした人たちから
「行け〜！走れ〜！」の大声援！
こなったら最後の力を振り絞って
カッコよくダンシングでゴールラインを駆け抜けるしかありません
残り１００ｍ！
行くぞ〜
ゴール１００ｍくらい手前で立ち上がり足に最後の力を込めました
が、しかし・・・
サドルから腰を上げた瞬間に左のふくらはぎが攣ってしまいました
去年の「鈴鹿サイクルマラソン」の時とまったく同じで最後まで情けなかったです
そこからは車体を斜めにして右足のみで漕ぎ続けて
不様な姿でなんとかゴールしました
ゴール！
ゴール後は自転車と一緒に倒れこむ
放心状態から我に帰り
１０秒ほど過ぎた頃に
慌ててストップウオッチを止めました
今回のタイムは４９分ちょい
このタイムが速いか遅いかはわかりません
でも、今の自分にとっては精一杯だったと思います
ゴールしてしまうと勝手なもので
ここまでの内容をすっかり忘れて満足感が沸いてきました
やっぱり「完走」できた嬉しさは格別です
ゴール地点で後から入って来る皆さんを見ていました
その姿を見ていると
応援せずにはいられない気持ちになりましたよ
みんな頑張れ〜！
頑張った皆さん！
ゴール脇は完走した皆さんで賑わっていました
ここにいるほとんどの人は笑顔がこぼれていましたよ
充実の一時
そして景色はいい
ゴール横のテントでは
参加賞と豚汁を配っていたので
ボクも貰いっておきました
参加賞はタオルででしたが
下手なTシャツよりは役に立って良いと思います
「豚汁」はというと
この日の気温を考える「とどうかな？」って気がしました
まあ、通常ならもう少し冷えるようなので
もし曇りや雨だった間違いなく有り難い食べ物だったに違いないでしょう
今日のような暑い日は
豚汁よりアイスクリームが良かったかも・・・
とりあえず豚汁
ゴール地点に戻って知り合いの方を探していたら
変わった参加者の方がゴールしてきました
ママチャリ＋着ぐるみ？
ママチャリでここまで登って来るなんて凄すぎです！
京おんなさんゴール！
京おんなさんは
ボクが前に乗っていたTREK２０００を引き取って使ってくれています
足の長い京おんなさんが乗ると
ボクが乗っていたときよりもずっとカッコよく見えるから不思議です
それに、スピードもボクより数段速いので
レース向きの車体は「本来の持ち主」に出会えたのかもしれません
王滝仲間のやまゆきさんもやってきました
やまゆきさんはMTBクラスで果敢に走っていましたよ
やまゆきさん、ぷらどさんとゴール横で少しお話ししました
本当はもっともっと皆さんとお話ししていたかったのですが
このあとちょっと野暮用があったので
皆さんとお別れして早々に下山することにしました
下山開始
登りでは暑かったこの伊吹山ドライブウエイも
下りでは涼しくて実に爽快でした
ビューんと下る
極上のワインディんグロード
来年もまた来るかな
ポカポカ陽気の午後に
古戦場の駐車場に戻ってきました
春爛漫
自転車も「お疲れ様！」
とても充実した気分で駐車場を後にしました
帰り道は養老にある生肉店へ寄りました
それが先に書いた”野暮用”です
こっち方面に来ると家族から
「帰りには馬刺し買ってきて！」と言われるので
この日もお役目を果たした次第です
売り切れては困るので早めに帰路に着いた甲斐があり
果たして馬刺しを手に入れることが出来ました
自転車レースを楽しみ、夜は馬刺しを肴に一杯！
最高の一時です
来週も美味しい酒が飲めるよう、頑張って走らねば！
終わり
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