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'04.06.26-27八ヶ岳サイクリング〜ツールド美ヶ原参戦記

詳細データは記録を忘れたので不明
二日間でおおよそ80kmの走行
M5積算距離  218.1Km/H 


今回は京都のpradoさん、千葉のMonちゃん、神奈川の権太くんと一緒に26日には八ヶ岳周辺のサイクリングを楽しみ
二日目の27日にはツールド美ヶ原のヒルクライムレースに参加してきました
(権太くんは27日のレースには参加せず応援にきてくれました)
26日の夜は長野県の原村にあるペンションに4人で宿泊し、二日間しっかり楽しめました

宿の手配、レースの申し込みではpradoさんに大変お世話になり感謝しております
権太くん、Monちゃんにも色々お世話になり最高の二日間でした



金曜日(25日)の仕事を終え帰宅したあと、風呂と晩飯を済ませ家を21時に出発
のんびりと国道19号、20号を走り長野県の原村に着いたのは26日の2時前でした
通り沿いのドライブインの駐車場に入り車中で軽く晩酌を済ませて寝袋で寝ました



一日目

ゆっくり寝ていようと思ったのに、朝日が眩しくて朝7時前に目が覚めてしまったので
隣の洗面所で顔を洗い、車の中で朝食のパンを食べました

待ち合わせにはまだ早いので一人で近くを自転車で散策することにして
とりあえず八ヶ岳美術館の駐車場に車を置いてポタリングです


八ヶ岳美術館




天気は曇りですが、高原は緑に包まれていて散策にはもってこいの場所でした



像がいっぱい並ぶ広場




何処ともわからず原村周辺を自転車でぶらぶらしていた時にpradoさんから電話が入ったので
車を置いた八ヶ岳美術館に戻り、待ち合わせ場所の『しのはらペンション』に向かいました

今日の夜私達は『しのはらペンション』に泊まるので
着替えなどの荷物を部屋に入れてpradoさんと二人で権太くんとMonちゃんの到着を待ちます



9時半ごろに二人が到着
権太くんの車にMonちゃんも一緒に乗って来ました



権太くん、Monちゃん到着




Monちゃんも権太くんも明るい性格なので、合流した瞬間からいきなり4人で盛り上がりました

それぞれの自転車の用意ができたところでサイクリングのスタート
権太くんとMonちゃんはロードレーサー、私とpradoさんはMTBです

まずはペンション村から八ヶ岳美術館の前の道に出て富士見高原の方へ走ります

走り出しからそこそこの登り坂だったので、登りが嫌いな権太くんがぼやき始めました(笑)

ちょっと走るとそこからはアップダウンの連続で軽快な高原のワインディんグロードが続いていました
相変わらず権太くんは「登りは嫌だ〜〜〜」とぼやいていますが、
そんなのがまた楽しくて4人でワイワイ話しながら進みます



手前はMonちゃん




下りに入るとロードレーサーのMonちゃんと権太くんは一気にスパートしたりしてます
MTBの私とpradoさんは離されてしまいました



どんどん二人が離れてく・・・




また軽いのぼり




富士見高原の横を過ぎ小淵沢あたりで右折し、往きとは違う道で原村まで戻る事になりました


帰路の小淵沢でアウトレットモールを発見
おしゃれなMonちゃんが「寄ってみましょう!」と言うので行って見ました



八ヶ岳リゾートアウトレットでのMonちゃん



『八ヶ岳リゾートアウトレット』という場所です

http://p-albion.jp/outlets.htm

http://www.yatsugatake-outlet.com/index2.html

中に入ってみるとお洒落な店がたくさんあってMonちゃんの話ではかなりお値打ちだそうです
ブランドに全く知識がない私ですが、アウトドアグッズなど手頃な価格の物が多かったので
「欲しいな〜」と思いながら見るものの、自転車では持って帰るのが大変なので我慢です

今度は家族で旅行に来て嫁に買ってもらおうかな・・・


店を出たあとは八ヶ岳と駒ケ岳を両方に眺めながら原村のしのはらペンションに帰りました


14時過ぎにペンションに戻った後は翌日参加するレース『ツールド美ヶ原』の受付をするため車で松本まで行きました
松本市野球場の駐車場が明日のスタート地点になっていて
その場所で受付が行われていました

その受付会場では『あなじて』という自転車系ページでいつもお世話になっている
有志さん、zeekさん、まろやか軍曹さんと初めてお目にかかり
楽しい時間を過ごす事が出来ました



『あなじて』でお世話になっているみなさん(写真提供:pradoさん)

向かって左からpradoさん、Monちゃん、私、zeekさん有志さん
手前に座っているのがまろやか軍曹さんです


この写真に写っているpradoさんと私が着ているオレンジ色のTシャツは『あなじて』の管理人である『でーるさん』が
ツールド美ヶ原に参加する私達のために特別に作ってプレゼントしてくれた物です



家で撮影

でーるさん、本当にありがとうございました



デザインが良くてとても気に入ったのでこれからもサイクリングのときに着させて頂きます



あなじてメンバーの皆さんとお別れし4人で原村のペンションに戻ったのは19時前
夕食では明日のレースで完走を誓い乾杯しました
みんな「今日は早く寝よう!」と言っていたのに
夜遅くまでまで酒の席が盛り上がりっぱなしで大変でした(笑)
ネット上ではいつもやり取りしていますが、実際に合って飲み交わすと話が尽きません


就寝
他の3人はぐっすり寝むれたようですが
小心者の私はワクワクして寝付くのが遅くなり、寝付いた後も度々目が覚めてぐっすり眠れませんでした




二日目


レース当日

走行距離  45.97Km 
走行時間  2時間57分 
平均速度  15.5Km/H 
最高速度  61.0Km/H 
(スタート〜ゴール〜復路)

M5積算距離  218.1Km/H







4時15分に起床し5時過ぎに宿を後にしました
pradoさん、権太くんは各自の車、私はMonちゃんと二人で乗り合わせて向かうのは
前日受付会場と同じで、今日はレースのスタート地点となる松本市野球場です

車中1時間の間にペンションでもらった大きなおにぎりを食べました
米がとても美味しくて、3個食べたら満腹です



松本市野球場の近くにある駐車場に車を置いて準備を整え
家から持って来たアスパラエースを飲んで気合を入れます
2本持って来たのでMonちゃんにもあげました

二人並んで腰に左手を当て、斜め45度で天を仰ぎ『グビグビっ〜』と飲み干します


スタート地点までは自転車で5分ほど走って到着しました



ゼッケンを付けての記念撮影




このレースには約2000人がエントリーしていて
おおよそ100人毎にグループ分けされています

最初に出走するチャンピオンクラスの方々は7時30分スタートで
ロードで参加のMonちゃんは『一般男子C−第3グループ』で7時53分スタート
私とpradoさんは『MTB男子ー第3グループ』で8時29分スタートです

第3チェックポイントの制限時間はスタート時間に関係なく11時40分に決められているので
私達のグループはかなり不利になります
何とか完走できるように頑張らなければ・・・



私達の前にスタートするロードのグループ




Monちゃんのスタート時間が近づいてきたので、健闘を誓い合いここでMonちゃんとお別れしました
ゴールで待っててね!Monちゃん

まだ時間に余裕がある私とpradoさんは女子のスタートを見に行きました



ロード女子、まもなくスタート




7時31分 ロード女子スタート




7時32分 MTB女子スタート




女子といっても凄い迫力で闘志がみなぎっているようです
見ているこちらも緊張してきました


そわそわしているうちにMonちゃんのスタート時間が近くなってきました



Monちゃんスタート一分前




Monちゃんスタート30秒前




パン!
ピストルの音が響きます



7時53分Monちゃんスタート(手前)




Monちゃんらしくグループの最後尾からスタートしていきました

私とpradoさんのスタートは30分くらい後です
今すぐにでもスタートしたいのに、この間が落ち着きません
私もpradoさんも何故か口数が少なくなっています

緊張しているわけではないのですが・・・


1グループスタートする毎に誘導路を少しずつ前に進んで行きます
ピンと張り詰めた空気が感じられます
周りの人たちも静かに今日の作戦を頭の中で練っているのでしょう



ついに私達『MTB男子第3グループ』の100人がスタートラインに並びました
私とpradoさんはグループの3分の2位の所に並んでいます

スタート1分前
自転車の各部を再チェック


スタート30秒前
精神集中

景気のいいBGMが止まり、あたりがシーンと静まりかえりました

パン!
8時29分 MTB男子第3グループスタート!


最初は平坦な道です
ゆっくり走り出したら両脇からガンガン抜かれていきます
ここは落着いて・・・
周りの空気に呑まれないようペースを保ちます

pradoさんは先に行ってしまいました
気がついたらスタートから数百メートルでグループのほぼ最後尾まで落ちています

焦るな、あせるな・・・

平坦な道はすぐに終りいきなり強烈な登りが現れました
一気にギアを落とし傾斜に合わせます


前日に試走した方々からこの坂の話を聞いて内心とても恐れていました
その方たちの話では「あんな激坂は自転車で登る道じゃないですよ〜」とか
「10分も走ったら絶対にゲロ吐きますよ〜」と散々脅されてました


”激坂”に突入しビビリながらも実際に自分で走ってみると
私がよく行く三重県にある多度山のハイキングコースそっくりの道だったので
キツいながらも少し安心しました
私はこの時、激坂を登りながらこの坂に『多度坂』と勝手に名前を付けていました


登り始めて10分くらいでしょうか
私はグループ最後尾だったにも関わらずまたガンガン抜かれていきました
どうやら2分後にスタートした次のグループのトップ集団に追いつかれたようです

とにかく息が切れない程度で登ります
私を追い越していく人たちは凄い息遣いで抜いて行きます
「凄い人たちの中に入って走ってるんだな〜」とビビリながらも
目標はとにかく完走です
焦ってはいけません


3kmほど激坂を登ったあたりから他の人のペースがどんどん落ちているのが感じられました
私は最初からのペースを保っているだけなのにどんどんパスできます
コースの縁っこには乗り切れずに自転車を押して歩いている人も多くなってきました
斜度がどの程度かはわかりませんが
私は5〜7km/hを保ちマイペースを崩さないように心がけます

まだ残りの16kmを登らなければいけないため
どうやってペース配分するのかさっぱりわからないので
スパートは最後の2kmまでしないと決めました

バテないようにボトルの水を1km毎に飲んで補給します

ヒルクライムレースなんて初めてなので、走りながらボトルの水を飲むのに慣れていません
左手ハンドルで片手運転しながら右手でボトルを持ち上げ斜め上を向いてボトルから水を搾り出します
そのため、飲む時はいつもフラついていましたが
それにも徐々に慣れてきて上手く飲めるようになってきました

気温が高くないせいであまり喉が渇かないので飲み忘れないように気を付けます


斜度は相変わらずで楽ではないですが
他の人と比べると私一人だけがサイクリング感覚で走ってるようで、息は苦しくありません
時折速い人に抜かれたり、私よりペースの遅い人を抜いたりと楽しくなってきました

5km前後だったと思いますが、このあたりで急に視界が開けて平地になったと思ったら美鈴湖が見えてきました
一気にギアをアウターに入れてペースアップ

湖の周りを走り過ぎると第1チェックポイントがありました
給水ポイントなので止まってボトルに貰った水を入れ満タンにします

止まっているのは私だけのようで、皆さん貰った水を走りながら飲んで通り過ぎて行きます
「やっぱりレースはそういうものなんだな〜」と思い急いでボトルのキャップを閉めて再スタート
しっかり500cc入ったので、私ももう止まる必要はなさそうです

給水ポイントを過ぎるとまた登りです
斜度は最初より緩くて無理をしなくても平均速度があがってきました

それなのに、何故か周りの人はペースが上がらないのか
知らないうちにどんどん前に出て行けるようになってきました


レースの雰囲気が心地よくて写真に残そうと走りながら写真を撮りました
腰にチョークバックを付けてその中にカメラを入れているのですぐに取り出せるようになってます
長いストラップで首から下げているので落下防止も万全です
速度が遅いので走りながらでも何とか撮れましたよ
私の場合、ボトルの水を飲みながら走るよりはこっちの方が安全かな・・・


とにかく登り




このあたりまでくるともう私が抜かれる事はほとんどなくなってきました
速い人たちはとっくに先に行ってしまって集団が分かれているのでしょう



8km地点くらいだったかな?




ここは斜度がかなりキツかったな〜




ずっと登りです




10km地点あたりでコースが急に霧に包まれ前が見難くなってきました
ここまできてもまだ脚も息も普通だったのでペースを上げたくなりましたが
考えて見ればまだ全体のの半分なので何とか自制しガマンガマン


霧が急に晴れたと思ったら、そこは雲の上でした
コースの脇を見ると眼下に雲が流れています
「ええな〜!」と思いまたチョークバックからカメラを取り出しました



雲海を見ながら走る




雲が動いています




景色に夢中になっているのは私一人のようです
他の人は景色に目もくれず坦々と走っています
その時私も「写真を撮ってる場合じゃない!」と思い直しほんの少しペースアップ

最初は完走が大きな目的だったのに、遅くてへなちょこな私にも”闘志”はあったようです
この時急に「一人でも二人でも抜きたい!」という気持ちがみなぎってきました
ゴールまであと7kmくらいかな・・・

前方に他の人の背中が見えたらそれを目標にして追いつけるように走ります

何とかパス

また次の背中が・・・
心拍が上がってくるのを感じます


15kmの第3チェックポイントが迫ってきました
地元のボランティアの方たちが「頑張って〜」と
贈ってくれる声援がとても嬉しくて力が出てきます
制限時間の10時40分まではまだ余裕がありそうです

第3チェックポイントを過ぎた時は制限時間の約30分前でした
残りは6km弱
疲れはそれ程感じていなかったのでもう少しだけペースアップしようとペダルに力を入れギアを上げました
なのに・・・

カーブを一つ曲がったとたんそこからはナント下り!
このコースに下りがあるとは知らなかった・・・・

下りは危ないので無理せずに漕ぎます
それでもクラッシュしない程度に頑張りました

きっと他の方々もかなり疲れているのでしょう
下りの苦手な私なのに誰も抜いていきません


また少し登りになったので速度を落とさないように走ります
あと残り2km
ほとんど平坦なので一番重いギアでスパート

ちょっと脚が疲れてきました
汗がフレームにポタポタと垂れます

もう少し!

登りになりました
どうやらここが最後の登りのようです

余裕を残しておいたつもりなのにに脚が思うように動かない
キツイ
でも行くしかない!

一人抜く
また一人

もう少しの我慢
足が痛い

また一人

ゴールが見えて来ました

もう少し

しまった!
ギアチェンジミス
インナーハイでギアからギシギシ音がする!

このまま行っちゃえ!

また一人
まとめて二人

あと50m

脚がまわらない

あと30m

息が苦しい

20m

もうだめ

10m

死ぬ〜

5m

ゴール!
やった〜!!!


念願の完走達成です


自分では気づかないうちに随分疲労していたようです
途中でもっとペースを上げていたら最後まで持たなかったかもしれません

ゴールに着いたすぐ後に自転車を押しながらMonちゃんの姿を探しました
さすがに人が多くて大変でしたが程なく発見

ほんの数時間ぶりなのに『再会』が妙に嬉しかったです

Monちゃんが「もうトマト貰いましたか?」と言うので
「え?何の事」と聞くと教えてくれました
関係者の方がゴールした選手に地元のトマトを配っているようです

Monちゃんの言う通りにその場所に行きトマトを貰いました



トマトを配っている皆さん




頂いたトマトはとてもみずみずしくて完走の喜びもあってとても美味しかったです

地元の皆さん、ありがとうございます


Monちゃんと二人で完走の喜びを分かち合いpradoさんを待ちました
ゴールには次々と選手の皆さんが入ってきます



続々とゴールに入ってきます




pradoさんのゴールシーンを撮ろうと思っていましたが
美ヶ原のゴール地点は気温が低いせいか急にオシッコがしたくなり
トイレに行っている間にpradoさんがゴールしてしまいました

pradoさんすいません



近くにいた人に頼みシャッターを押して頂きました

左からpradoさん、私、Monちゃん



せっかくなのでpradoさんに写してもらいました




ここで思い出して記録の確認です
ゴール後少し押して歩いたので正確ではありません



レースの結果



距離      21.28km
平均速度   10.7km/h
最高速度   55.5km/h
走行時間    1時間58分
思っていたより早くゴールに着けたようです



3人ともゴールの雰囲気を満喫したので美ヶ原を下る事にしました
最初は3人で下り始めたのに、pradoさんはめちゃめちゃ速くて離れてしまい
Monちゃんと二人で下る事になりました



気持ちの良い高原道路です




帰りは景色を楽しみます




Monちゃんも気持ち良さそうです




『思い出の丘』 わかり難いですが牛が放牧されていました




集団で走る




気持ちいいです




レースの余韻に浸りながらみんなで下って行きます



ゴール地点を振り返る




どんどん下っていると首が痛くなってきましたが
その痛みも何故か心地よく感じてしまいました


美鈴湖まで下ってくるとちょっと蒸し暑く感じます




このまま下ってスタート地点の松本市野球場に戻り皆さんと再会しました
権太くんも私達を出迎えてくれて祝福してくれました
とても嬉しかったです

完走した人、出来なかった人、それぞれ思いは違うでしょうが
この場所にいる皆さんと不思議な一体感に包まれました
みなさん、ご苦労様でした


会場を後にして松本市内のデニーズに入り4人で昼食
ここでも盛り上がりすぎて店を出たのは16時をとっくに過ぎていました

デニーズを出て、名残惜しい気持ちを押さえつつpradoさん、Monちゃん、権太くんとお別れです



3人と別れ土産屋に何軒かより、家に着いたのは21時ごろでした

荷物の整理をしたあと参加賞の袋を開けてみるとこんな素敵なものが入っていました



心遣いに感謝




地元の小学生が手書きで書いてくれた応援メッセージです
とっても幸せな気分に包まれた夜でした



こっちは参加賞のTシャツです




皆さん、本当にお世話になりました
また来年も出ましょうね!




追記

7月に入り大会の『完走証明書』が届きました



完走証明書




公式記録

MTB男子クラス     完走332名/登録428名中 155
総合順位      完走1,986名/登録2,316名中 1404

レース前は完走できるか心配だったのに
この結果には十分満足しています

来年は、今回より1秒でも速く走れるように頑張ります



終わり

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