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'04.06.05乗鞍スカイライン平湯峠−乗鞍スカイライン−畳平−乗鞍エコーライン(位ヶ原まで)



走行距離  41.9Km 
走行時間  3時間32分 
平均速度  11.8Km/H 
最高速度  63.0Km/H 

M5積算距離  132.7Km/H 


千葉に住むMongo Margaritaさん(以下Monちゃん)と乗鞍スカイラインに行ってきました
本当は、先週の土曜日にこの乗鞍行きを計画していましたが
天候の不安があったために一週間延期して今回のツーリングになりました

その予定変更が功を奏し、晴天に恵まれた楽しいツーリングでした




コース図





金曜日の仕事を終えて帰宅した後、そそくさと用意を済ませ待ち合わせの名古屋駅に向かいました
21時30分に車で家を出て、予定通り21時50分にビッグカメラ前に着いたちょうどその時
信号の向こうに自転車を入れたでっかい袋を持った青年を発見
千葉から新幹線でやってきたMonちゃんです
二人とも待ち合わせの時間に一分の遅れ進みなく合流できました

Monちゃんの持つでっかい袋(輪行袋)には自転車が入っています
コレを持って千葉から満員の新幹線で立ったまま名古屋まで来たそうです

Monちゃんと合うのは数ヶ月ぶりで
車に乗って乗鞍に向かう車内は積もる話に花が咲き
途中で標識を見落として道を間違えるほど盛り上がりました

道中で買い物をしたりして乗鞍スカイライン入り口近くの平湯峠についたのは5日の2時少し前でした
到着と同時に車の中の荷物を整理し、シートをアレンジして”特設宴会場”をつくり
途中で調達したお酒でさらに盛り上がります

早く寝ようと思っていたのに気がついたらもう4時を過ぎてしまいました
惜しい気持ちに区切りをつけて”宴会場”を片付けて、それぞれの寝袋に入ります




8時頃までは寝ていようと思っていたのに
差し込む日差しが眩しくて6時ちょっと過ぎには目が覚めてしまいました

外に出てみると、とても穏やかな青空が広がり、風もほとんどなし
絶好の晴天に恵まれたようです

7時過ぎに寝袋を天日干しにしながら卓上コンロで湯を沸かしコーヒーを入れ朝飯を食べます



朝飯の時間




ム、頭が痛〜い

どうやら二日酔いのようです
よく考えてみれば飲み終わってからまだ3時間くらいしか経ってない
調子に乗って飲んだ日本酒が効いたみたいです

大丈夫かな〜?

Monちゃんは問題ないようなのでとりあえず自転車の準備にとりかかりました

Monちゃんが袋から自転車を取り出すと、ナントいきなり後輪がパンク!
ガラスの破片が刺さっていました

Monちゃんは悲しそうにパンク修理を始めました



Monちゃんパンク修理中




不運ではありますが、「走り始めてからパンクするよりは良かったよ」と慰めてあげました(笑)


パンク修理も終わり準備を済ませ8時ジャストにスタート
期待に胸が踊ります
この地点の標高1684mだそうです



8時にスタート




思ったより暖かいので半袖、半ズボンで走り始めます


車を停めてある駐車場から200mも走ると係員が立っていました
ここからが乗鞍スカイラインになるようです



ここから先はマイカー規制




ここから先は一般車は通行止めです
シャトルバスや観光バス、タクシーと工事や施設関係者の車しか通してくれません

自転車は環境協力金の200円か300円を徴収されると聞いていましたが
係員の方に聞いてみると「自転車は無料でどうど」と言うことでした
ラッキー

係員の方に励ましの言葉をもらってをして乗鞍スカイラインに入ります

最初からそこそこの傾斜の道を登って行きます



最初はこれくらい





ヤバイ!
恐れていた事が・・・
走り始めて10分くらいした時に息切れがしてMonちゃんにまったく着いて行けません
続いて激しい頭痛と吐き気が襲ってきました

Monちゃんに無理を言ってすぐに休憩をとります
せっかくの景色を楽しむ余裕もありません
まったく情けないです

息を整え少し楽になったところで再スタート


少し走るとまた頭痛と吐き気がやってきました
ちょうど標高2000mあたりに見晴らし台の公園があったのでまた休憩です

そこのトイレで大きい方をして駐車場のアスファルトの上で寝転んで空を眺めます
Monちゃんには本当に申し訳ないと思いつつボケ〜っとしていると少し楽になってきました

寝転んだまま西の空を見ると遠くに白山が雲に浮かんでいるのが見えて
それを見ていると何故か元気が出てきて起き上がりました

そこで復活の記念撮影



遠くに白山が見えます




公園を出てスローペースで走っているうちに徐々に調子が戻ってきて
私を気遣ってゆっくり走ってくれるMonちゃんのペースに着いていけるようになってきました

一時は「頂上まで行けないのでは?」と不安でしたが、この調子なら何とか頑張れそうです

あ〜良かった!

ここからは順調に進み気分も絶好調
景色の素晴らしさを楽しむ余裕も出てきて最高の気分になってきました

景色のいい場所では止まって記念撮影です



後ろは穂高の山々




標高が上がって行くにつれて雪が周りに見えるようになってきました
それでも風がないので寒くは感じません
空気も乾いているので爽快です



気持ちいい道




走っている途中はずっと話をしながら楽しく登って行きます
標高が上がるにつれて話をするたびに息が切れるようになってきますが
二人とも雰囲気に舞い上がっているのでそんな事は気にしません

10〜15分に一台のペースでバスやタクシーが追い抜いて行きますが
他にほとんど車は走っていないので走りながらカメラを構えて写真をパシャパシャ撮ります

カメラを持ったまま走っても、7km/h程度なので恐くはないですが
気を抜いて道から転落するとマズイので慎重に運転しながらシャッターを切ります



後ろを向いてパシャ




横からパシャ




気がつくともうかなり登って来たようです
下を見ると恐いぐらいの景色です



こりゃ帰りの下りが恐いゾ




ガードロープの向こうに見えるのは真っ青な空だけって場所も多くて
まるで空に向かって走ってるみたいです



空への滑走路




写真は撮れませんでしたが
私達が走って行く途中の路肩でで30代くらいのトライアスリート風のカップルの方が休憩していました
その方達は私達が休憩していると、そこを追い越して行き
そのカップルを今度はまた私達が追い越すというパターンを何度も繰り返して
会う度にお互いを励ましあって、しらないうちに親近感を感じてしまいました


道はまだまだ登っています
登り始めて10kmくらいなので頂上の畳平まで残り5kmくらいはありそうです


標高2400mあたり(だったかな?)




さらに登るMonちゃん




まだまだ登る




標高2500mあたり(Monちゃんの自転車用GPSで確認)を超えると背の高い木はまったく生えていません
生えているのはハイマツと草みたいなのしかなくて
山肌は溶岩が固まったような岩ばかりで別世界にいるようです



標高2500mあたり(だったと思います)




ここらは傾斜がとてもキツくて急に二人は無言になってしまいました(笑)
道路は8の字を描くように、くにゃくにゃの急勾配で足も張ってきました

キツイ!



8の字を描くように登る




ここまで登ってくると、自分達より下にも雲が見えます
『雲上の道乗鞍スカイライン』と言われるのもよく理解できました



高い!




どこまで走って行っても景色が良くて大満足です

横を見るとまた穂高の山並みが綺麗に見えます



迫力の穂高




標高2500mを過ぎたあたりで急に勾配が緩くなりました
横の山を見ると、頭のすぐ上を雲がゆっくり流れて行くのが気持ちいいです



雲が近いです




勾配が緩くなった道




桔梗ガ原という場所を過ぎてしばらく走るとまた登りになりました

カーブを曲がるとコロナ観測所が見えています
畳平までもう少しのようです



もう一頑張り




標高2702mの畳平に到着しました
駐車場に入ると後ろからマビックカーが入って来ました
明日、乗鞍スカイラインでヒルクライムの自転車レースが行われるらしいので、その関係のようです



マビックカー




ちょうどお昼なので昼飯にしようと場所を探しました
畳平は観光客の方たちが多く落着かないので、隣の不消ガ池の横で昼飯を食べました



本日の昼飯場所の不消ガ池のほとり




止まると急に寒くなってきたので持ってきた上着を慌てて着ました
日差しはあってもかなり気温は低いようです

池を眺めながら楽しい昼飯を食べていると
後ろから「パケッ、パケッ」と変な音がするので振り返ってみると変な鳥が歩いていました
変な音はこの鳥の鳴き声だったようです




何だコレ




飛ぶこともなくゆっくり”とぼとぼ”と歩いているその鳥の動きが面白くてしばらく見ていると
恥かしそうにハイマツの中に消えて行きました

後で畳平の土産屋に入ってわかったのですが
これは雷鳥で、雷鳥のサブレ等のいろんな雷鳥にまつわるみやげ物がいっぱい売ってました



昼飯を楽しんだので、今度は長野県側にエコーラインを少し下ってみることにしました

エコーライン側はスカイライン側より残雪が多くて下っているととても寒かったです
ただ、去年よりは残雪が少ないようでした



エコーライン側の雪の壁




寒さに耐えながらどんどん下ってみました
寒さでブレーキをかける手首が痛くなるほどでした


位ヶ原まで下ってきました




これ以上下ってしまうと帰りの体力が心配なので話し合いの結果
ここで終点にすることに決めました


ちょっと休憩してまた畳平までの登りです

エコーラインを登っていると二人とも体力の”電池”が切れてきてヘバってきました
1kmほど登っては休憩しないと足が動きません



乗鞍の山を見ながら休憩




この頃から段々雲が多くなってきました




長野県側を見ると樹木の標高による臨界点がはっきりわかって不思議な感じがしました



樹木の臨界点付近




今日最後の頑張りどころです
もう少し登れば後は下るだけ
二人で気合を入れながら頑張って登ります



登りはもう少し(余裕もないのに後ろ向きに撮影(笑)




大雪渓ではスキーの人がいっぱいいました
こんな急斜面を下るなんて信じられません



スキーヤーとMonちゃん




恐そう




頂上(道路の)に再び戻ってきました
かなり足は疲れています



到着




畳平の駐車場にもう一度行って土産を買いました



畳平の土産屋




ここで『雷鳥の卵モチ』という大福みたいなのを買いました



こんなのもありました




土産も買ったので帰ります

ここからは15kmを下るのみです
私は半ズボンしか持って来てないので「足が冷たいだろうな〜」と心配していたら
Monちゃんがカッパのズボンを貸してくれました

この時ばかりはMonちゃんの顔が仏に見えました


下り始めてすぐにオシッコがしたくなりました
Monちゃんも同じだったようです
やはり冷えると近くなるようです



・・・!




ここからはひたすら下って行きました
カーブも勾配も急なので「ブレーキが焼けるのでは?」とヒヤヒヤしながらも
矢のように下って行きました

下りも思ったほど楽ではありません


ゴール!
16時頃に平湯峠に帰ってきました



ゴール




疲れた〜
首が痛いです


疲れましたが、やっぱり乗鞍は素晴らしかったです
Monちゃん曰く「こんな綺麗な場所を知ってしまったら、近くの山に行く気がしなくなりそう!?」
だそうです(笑)



帰りの道程はラーメンを食べたり自転車屋に寄ったりしながら帰りました

Monちゃんを駅の横まで送り、家に帰り着いた時にふと時計を見るとちょうど
21時30分

24時間ぴったり遊んでしまいました


土産に買った『雷鳥の卵モチ』甘くて疲れた身体にはとっても美味しかったです



終わり

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