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'04.04.24京都京北町筒江ロードパーク−八丁林道−佐々里−芦生−美山町茅葺集落

走行距離  76.6Km 
走行時間  5時間03分 
平均速度  15.2Km/H 
最高速度  46.0Km/H 

M4積算距離  2580.7Km/H 


、prado772さんNEW自転車完成!』編



prado772さんの新車は
マーリンのチタンフレーム+ロックショックスSID
組み合わされるパーツはフルXTR!
まさしく大人の自転車です

いつもは出来るだけ自転車本体や、細かいパーツの話等は少なめにするようにしていますが、
今回は、センエツながら途中途中で私の個人的な感想を入れてみたいと思います





先月の淡路島に続き、京都に住むprado772さんと京都の京北町から美山町を走ってきました

新緑の八丁林道と美山町の茅葺集落を周った今回のコースは
『日本の美』を満喫できて最高でした

コース図


金曜の仕事を終え、早めに寝ようと思っていましたが
今回も遠足前の子供のように寝付けなくて、結局寝たのは12時過ぎ
何とか睡眠をとって午前2時に起床しました
コーヒーを沸かし、嫁さんが隠していたミニあんパンを戸棚からこっそり出して出発前の腹ごしらえです

3時少し前に家を車で出発し京都に向かいます

月末近くなり小遣いも残り少なかったので
高速道路を使わず一般国道でボチボチと京都まで行く事にしました

国道一号線で遅いトラックに引っかかり少々時間を消費したものの
順調に走行し夜明け頃に京都市内に入りました



夜明けの京都市内

(信号待ちの時に車内から撮影)



約束の時間より少し早めの6時前に向日市体育館に到着
近くのコンビにでパンを買い朝飯です

prado772さんも約束の6時半より早く到着されたので
マーリンの自転車を私の車に積み込み
今日のサイクリングのスタート地点になる京北町の『筒江ロードパーク』に向かいます

途中で軽く寄り道をしたり、コンビニに寄って昼飯と飲み物を確保し『筒江ロードパーク』に到着
着替えと自転車の準備をして8時に本日のサイクリングスタートです



8時に『筒江ロードパーク』をスタート




prado772さんの新しい無塗装のチタンフレームが曇り空に渋い光り方をしています

一昨日までは全国的に初夏の陽気になっていたのに
昨日夜から冬に逆戻りしたようで、気温がかなり下がっているみたいです

おまけに、天気予報では晴れになっていましたが走り出したらいきなり雨

やばいかな〜

と思っていながら走って行くと雨はあがり晴れ間が出てきました
やっぱりサイクリングはこうでなければいけません


prado772さんの道案内通りに162号を進み千谷口という場所の近くで右折し八丁林道に入ります
今日、一つ目の峠の八丁峠です



八丁林道の入り口付近




八丁林道に入るとすぐに新緑が眩しい意くらいに輝いていました
隣を流れる渓流の音と、時折り聞こえるウグイスの鳴き声が実に風流です

手前の温度計では7度になっていましたが
林道はずっと登りで気温は低いはずなのに身体はどんどん暑くなってきます
こういう場所はこれくらいの気温が丁度良いようです



八丁林道の登り




写真を撮ろうとしているとprado772さんが『新兵器』をリュックから取り出しました
prado772さん名づけて『MY棒』だそうです



『MY棒』




prado772さんは親切なのでこの杉製の『MY棒』を自分のと私用に二本作ってきてきてくれていました
これが実に上手くできていて、Y字型の枝でタイヤの動きを抑えてロックし
下の端は地面に対して丁度良い角度になるように絶妙に削ってあります

prado772さん曰く「問題は収納性ですね〜」と京都弁で言っていました


私が写真を撮っているとprado772さんが斜面を歩いて下ってました
「なにしてるのかな?」と思っていましたが
上がって来たprado772さんは手に何か持っているようです

見せてもらうと、それはワラビでした



ワラビ




prado772さんは食べ方などを教えてくれて、そのワラビを全部私にくれました
prado772さんは自転車だけでなく山遊びの達人といった感じです


林道をまた登ります

時折り強風が行く手を遮ろうとしますがめげずに頑張ります



頂上の少し手前




峠を登りきり、今度は下りです
景色は最高ですがメチャメチャ寒いです


今回も「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」




下りの途中で岩の間から湧き水が出ていました
試しに飲んでみると、その味は冷たくてとても身体に沁みる美味しさでした



湧き水




日陰の場所は更に冷えます



寒い下り




下りの途中で八丁川の源流に向かう脇道にちょっとそれてトレッキングポタです
(地図の赤い線の部分です)

突き当りまで景色を見ながら走り、戻る時に写真でも撮りましょう」とprado772さん
こちらは更に景色が良くて、行った事はありませんがまるで天国のようでした


ここからprado772さんと自転車を交換してしばらく乗らせてもらうことになりました
感想はこの後で・・・


八丁川源流への林道




prado772さんのマーリンはとにかく軽いのが第一印象です
フォークのSIDのおかげでハンドリングも実に軽快感が強くきびきび動きます
向かい風でもハブがXTRのためなのか、軽く漕げる感じでとてもスムース

乗り心地に付いては
サドルがセライタリアの薄型のせいでチタンの柔らかさは体感できませんでした
タイヤも私のとは随分違うタイプなので比較は難しいようです

フォークのSIDはprado772さんの体重に合わせたエア圧なのに、小柄な私が乗っても初期の入力に対して素直で
ばたつく事もなく上手く路面のギャップを吸収してくれるようでした
舗装路でも快適でしたよ

新型XTRのブレーキ一体型のシフターも最初は慣れなかったんですが
アップダウンで5分も乗るとその良さがわかってきました
ブレーキを握る指を移し変える必要がなく変速が行えるのはありがたいです
一気に数段の変速に付いては旧式の方が楽なような気がしますが
それ以外は「やはり新型!」って言う感じでした

総合的にprado772さんのマーリンは高い次元でバランスがとれた”大人の味わい”ってとこでしょうか

インプレはこのへんにして・・・



私です、prado772さんに撮ってもらいました




数km走ったら行き止まりでそこからは登山道のみです
今日は”歩き”は遠慮することにしました



突き当たり




ここでちょっと休憩をしながら山の話をしながら
となりを流れる渓流を注意深く見ていると、岩魚らしい魚影が時おり見えてます
いいところです

空も青さが増し空気の凛とした感じが快感です



新緑と空




八丁林道に戻りながら景色のいい場所で写真を撮ります
この場所にコンパクトタイプのデジカメでは申し訳なくなるほどの景色です
次回は重量増を覚悟して一眼レフを持ってこなくては!



原生林の林




山の稜線を仰ぐ




途中の滝




滝へ向かう石の階段




滝の横の道標




八丁林道に復帰して八丁湿原に向かいます

ここからも下りでスピードがあがるので
路面に落ちている尖った石に気をつけながら走ります


程なく八丁湿原に着きました
ここは見晴らしもよく開放感溢れる場所です

丁度昼時になったのでここで昼飯を食べながら1時間ほど写真を撮ったり話をしたりして
パノラマを満喫しました



八丁湿原




反対側




景色を堪能したところで午後のサイクリングに突入しました

素晴らしい景色を楽しみながら一気に林道を下り県道38号に入ります
佐々里からは広めの道に出ていくつも集落を抜けて行きます

次の目的地は芦生研究林です



芦生に向かう広い道路




アップダウンを繰り返して芦生の入り口に来ました
農家の庭先にはピンクの知らない花が地面にいっぱい咲いていて綺麗でした



ピンクが綺麗でした




芦生研究林に着きました




この先をちょっと散策して次回に備えて登山道の確認をしてきました
今度来る時はこの先の登山道をハイキングする予定なので、その下見です


このあと再び県道38号に戻り美山町の茅葺集落へ向かいます

この道も川沿いの道で、下に見える川はとても綺麗でした
八丁林道の横の川は太平洋側に流れて下り、こちらの川は日本海側に下るそうです

八丁林道周辺が分水嶺にあたるんですね



平行に流れる川




河原で遊ぶにもいい場所です




この辺りでは風向きが追い風になったためアップダウンも軽快で
気温も幾分上がったのか走っていて暑くなく寒くなくというサイクリング日和になってきました



美山町の茅葺集落に着きました

この村は一応『美山自然文化村』となっているようですが
思っていたより観光地化されていなくて
住人の皆さんは普通に農業を営みながら生活している印象を受けました

同じような茅葺集落である岐阜の白川郷よりもずっと生活観があって良かったです



茅葺集落

よく見ると、鯉のぼりならぬ”鮎のぼり”でした
こういうのは初めて見ました



おばさんたちの井戸端会議中




屋根にはがそれぞれの家紋らしきしるしが打ち抜かれていました




村の坂道




のどかです




名残惜しいですが時間も過ぎてきたので集落を後にします




ちょっと時間を使いすぎていたので少しペースアップして帰ります

県道38号を走り国道162号にあたると右に曲がって162号を少し走り
すぐに左折してまた県道を走ります



右折しすぐに左折




穏やかな県道です




集落はこんな感じ




この辺も随分アップダウンが連続していてかなり体力を消耗しましたが
遠くに見える山に向かってprado772さんが
「今日最後の峠が見えてきましたよ〜、アレを登りますし〜」と一言

もう一頑張りするしかなさそうです



奥のに見える山を越える『原峠』




原峠の入り口に入り勾配がきつくなってきました
prado772さんは体力と軽い自転車のお陰で楽々登っていきます
私はといえばちょっと疲れ気味かも・・・



軽快なprado772さん




私も頑張って登ります




何とか登りきりました




ここからは寒い下り
夕方になり気温も下がってきたようです



寒い下り




下りは日陰で暗くてキツいコーナーの連続で路面に水が流れていたり木が落ちていたりと怖かったです

下りきって少し走ったら駐車場に到着です


ゴール!



18時頃に到着




今日はかなり疲れましたが、とても景色の良い場所をずっと走れて最高でした
良かったな〜!


この後はprado772さんと夕食をとって向日市に戻り
しばらくお話をして20時半ごろお別れをしました

帰路は時間が遅い割りに道が混んでいて
家に着いたのは24時少し前
疲れた〜

風呂に入りビールを飲みながら今日のサイクリングを思い返して幸せな感覚に包まれました


終わり

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