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'04.04.15竜ヶ岳ハイキング宇賀渓−石榑峠−竜ヶ岳ハイキング−茨川林道

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走行距離  43.2Km 
走行時間  2時間57分 
平均速度  14.6Km/H 
最高速度  56.5Km/H 

M4積算距離  2504.1Km/H


今日は会社を年休で休めたのでずっと気になっていた山に
サイクリング兼ハイキングで行って来ました
三重県の宇賀渓から自転車で国道421号の石榑峠を登り
石榑峠からは歩いて竜ヶ岳という1100mほどの山にハイキングです


コース図

線−往路、 線−ハイキング、 線−復路



いつもは始業前の会社で見ているNHKの連続ドラマ『天花』を自宅で見た後で
8時半から自転車の点検と用意をして愛車のノアで家を出発したのは9時ちょっと過ぎです
思いのほか平日の通勤ラッシュはピークの時間帯を過ぎていても激しくて
木曽、長良、揖斐の三川を渡る橋は大渋滞でした

そのため三重県の宇賀渓駐車場に着いたのは予想を30分近く越えた10時半
まあ、今日一日は何の用事もないので大きな問題ではありませんが・・・



10時半に宇賀渓の駐車場に到着




自転車を車から出して装備の確認をして走り始めます

10時40分にスタート

天気は快晴!
春らしく霞みも少しありますが十分良い天気と言っていいでしょう

山の麓なので「ちょっと寒いかなと?」思っていたので長袖、長ズボンしか持ってきませんでしたが
予想より気温は高くて、4月中旬とは思えない陽気で登りはかなり暑く感じました



スタート直後の風景




走りながら「桜はな咲いてるかな〜?」と探して見ましたが
この辺りはまだまだ咲はじめで、よくて3部咲き
上の方は”つぼみ”またはそれ以前なのが残念

でも、緑に囲まれた景色は青空のおかげもあって申し分ありません
気分もウキウキしてきます


11時を過ぎると気温は更に上がってきたようで
自転車で登っていると身体は熱くなり、袖をまくって胸のチャックを全開にしても汗が滴り落ちてきます

時折り自転車を停めて写真を撮りながら身体を冷まします



途中の風景

後ろに見える山の天辺が竜ヶ岳



スタート地点から標高で300m程登って行くと
急に空気が冷たく感じられるようになってきました
ちょっと止まると冷んやりして気持ちいです

それでも、登りはそこそこキツめなので走るとまたすぐに汗が出ますが
それを気持ちいいと感じるのが不思議な感じです



気持ちの良い国道421号線




毎度と同じく景色を楽しみながら快調に登って
最後の難関の激坂まできました

トドメのこの坂がかなりクセもので
傾斜と舗装の悪さで、一度止まってしまうと再スタートに苦労します
(私レベルの話です。ベテランの方々にとっては何でもない坂かも・・・)



421号三重県側最後の激坂




「ロードレーサーならリムが曲がるんじゃないか?」と思えるガタガタな舗装路を登りながら
路肩の木々にふと目をやると新しい葉っぱが芽吹いていました

ここらでは今から春が本番を迎えるようです



何だか知らないけど初々しい葉っぱ




順調に登りきり石榑峠の頂きに到着
いつものコンクリートの過激なバリアが待ってました



峠のバリア




今日の目的地は竜ヶ岳です
ここに自転車を置きハイキングで山を登ります
一度も登ったことのない場所ですが
いつもここを通るとハイキングコースの看板が目に付き
「いつかは登ってみよう!」とずっと思っていました



421号線の脇にある看板




この場所で北を向くと竜ヶ岳が見えます



この竜ヶ岳に登ります

頂上は後ろに隠れているのでこの場所からは見えません



あんまり下調べはしていませんが
この場所から標高で400mくらいでしょう


とりあえず自転車を標識にワイヤーロックで縛ります




このような場所で自転車を盗られる事はないと思いますが
置いて行くのはちょっと不安です



竜ヶ岳に登りはじめたのは11時40分
どれくらいで頂上に辿り着けるかちょっと不安です


まずは頂上までの半分くらいのところにあるはずの『重ね岩』を目指します


砂の溜まった山道をしばらく行くと岩の壁に突き当たりました
簡単なハイキングコースだと想像していましたが見込みが甘すぎたようです



岩の斜面




岩の斜面の急な部分には鉄のチェーンが垂れ下がっていて
それを片手で掴み3点支持を守り登ります

今回一番の失敗は”靴”です
コースをちゃんと調べてこなかった自分が悪いのですが
サイクリングシューズ(SPD)では底がまったく曲がらないので踏ん張りがききません



失敗した靴




しょうがないので無理をしないように
安全を確保しつつ登る事にします

岩の斜面を登りきって下を見るとさらに不安!
帰りもこの靴で下ると思うとゾッとしますが、ここまで来てしまったからにはどうしようもありません



下を見てはいけませんね

鉄のチェーンが張ってありました↑


岩場の次はハーフパイプ状の道でした
ここも見た目より傾斜がきつくて
何箇所か横にロープが張ってありました



けっこう滑りやすいです






道ばたには変った花も咲いていましたよ
花の知識がないので名前はわかりませんが1cmくらいのタコツボが集まっているみたいでした



変った花




途中途中で見晴らしがいい場所に出ます
まだまだ先は長そうです



少しは近くなったかな?

左の方にみたいあるコブ見たいな場所が『重ね岩』



『重ね岩』がすこし近くに見えてきました

砂利だったり泥だったり岩だったりといろんな地面の道を歩いていきます

平日ということもありハイカーの人は少なめだったようですが
時折り私と同年代や少し年上と思われる女性のグループが何組か登っておられました

皆さんしっかりした登山靴にストック見たいなのを持って、服装もそれらしい格好で来られていたので
自分の長袖のジャージにトレパン姿は場違いで恥かしかったです

でも、私はヘルメット(もちろん自転車用)を被っているので転んだ時は他の人より安心かも(笑)


登っていると他のグループの人に追いついたりします
ハイキングコースは道幅が狭いので追い越しは相手が譲ってくれないとできません

私は慣れていないのでユックリ登るつもりなのに
女性の方たちは皆さん「お先にどうぞ〜」と気を使って私に道を譲ってくれちゃうんです
そう言われると私も男児なので「ありがとうございます〜」と言って追い越すしかありません

追い越したからにはチンタラ歩いているとかっこ悪いので更にペースが上がってしまうという悪循環です
心の中では「皆さんの方がよっぽどベテランなのに〜」と思いつつも
気弱な私は実力以上に頑張ってしまいました

息が切れます!(笑)


そうこうするうちに『重ね岩』に到着

実に迫力ある場所ではありましたが、下を見ると足がすくんでしまうほど怖い景色でした



重ね岩から421号を見下ろす




ここで写真を撮っていると5分くらい後に先程追い越した女性グループの方たちが上がってみえました
そのグループの方たちとしばらくお話をしてこの先のコースの状況を聞いてみると
「ここで竜ヶ岳までの半分くらい、この先は今までよりも歩きやすいですよ」と教えてくれました

で、また私は先にこの場所を出発


上のほうに行くと周りの木々が少なくなり見晴らしが良くなってきました
下と違い風が冷たくて少し寒いくらいです



周りが開けてきた




頂上までもう少しみたいです



あれが頂上かな?




登りきると更に先がありました

花こそ咲いてませんが、両脇の見晴らしが最高の気持ちのいい尾根道をずっと歩いていると
とても幸せな気分になってきました
来て良かったな〜!


いい気分で歩きます



今度こそ山頂?




あれれ・・・?

まだ先があるようです

下を見るとけっこうな斜面、馬の背状になってました



東の下を見る   落ちたらどこで止まるんだろう




こんな自然の道標がありました




どうやら今度は本当の頂上のようです



今度は間違いない




12時30分に無事到着


そんなに大して高い山ではりませんが達成感は十分ありましたよ



竜ヶ岳頂上に到着




歩いて来た道を振り返る




頂上からの南向き




ここまで歩いた時間はちょうど50分です
写真を撮りながら歩いたわりには思っていたより近かったです

この場所でしばらく景色を楽しんで写真を撮っていると何グループかのハイカーの方たちが上がって見えました
女性のグループばかりで楽しそうで羨ましくなりました

挨拶を交わし少しお話をしました
他の皆さんも登りきった満足の表情で幸せそうでしたよ


本当はここで昼飯にしようと思っていましたが
ハイキング開始前にアンパンを一つ食べたのであんまり腹が減っておらず
もう少し後にする事にします



ここで荷物の整理をした時コンビニで買ったパンを見ると
袋がはちきれそうに膨らんでいました
1000mそこそこでも気圧の違いは大きいんですね



はちきれそう




13時少し前に頂上を後にして自転車の場所に戻ります

下りはラクラクとおもいきや・・・
登りよりよっぽど足に負担がかかるのか膝がわらって思うように力が入りません
登りは自転車と同じ筋肉で歩けるようですが
下りは自転車だと座ってるだけなのでまったく使う筋肉が違うみたいです

相変わらず靴のせいもあって踏ん張りがききません




何とか頑張って下り岩の斜面まで戻ってきました



これを降りるのはメチャメチャ怖い




慎重に両手両足の感触を確かめながら一歩一歩安全第一で下りました

一度もコケずに無事クリア
コケていたらこの日記は書けなかったでしょう

この後も何事もなく戻れました



登山道の入り口まで戻って自転車を確認
「あ〜無くなってなくて良かった〜!」と実感しました



私を待っていてくれた『忠犬M4』




13時少し前に自転車の場所に戻ってきました

当初の予定ではここまででしたが、予想より時間がかなり早いので
滋賀県側に自転車で下って桜でも探してみる事にしました


ちょっとだけ滋賀県側に421号を下ると今登ったばかりの竜ヶ岳が見えました
下山記念に写真を撮影



誇らしげに見える竜ヶ岳

下から見ても『重ね岩』は切り立っていて怖いです



写真を撮るためちょこちょこ止まりながら快適な下りを楽しみます
帰りにまたここを登らなければいけないと思うと手放しには楽しめませんが・・・



軽快な下り




谷には綺麗な花も咲き始めていました




峠から20分ほど下り茨川林道に入ります



茨川林道




茨川林道に来れば桜が咲いていると思っていましたが
このへんは気温が低いようで
まだもう少し先になりそうです

桜はまだでしたが、所々で他の花が綺麗に咲いていましたよ



斜面の知らない花




林道沿いの川




これも知らない花




林道を楽しみながら脇道があると入ってみたりして遊びました
この林道は必要以上に開発がされてなくて自然な景色が良かったです



ちょっと脇道へ




ふと時計を見るともう14時過ぎになってました
腹も減ったのでこの辺で昼飯にします

今日は嫁さんがおにぎりを作ってくれたので持ってきました
作ってくれたと言っても嫁さんはパートに行くので
自分の弁当をつくる”ついで”ですけど・・・



今日はおにぎりと『ガナッシュチョコ4』




川のせせらぎを聞き、青空の下で食べるおにぎりは美味しかったな〜

渓流から流れてくるちょっと湿った空気も最高
時間が過ぎるのを忘れそうです


ずっとこうしていたかったんですが、そうは言ってられないので走ります

昨日は雨が降っていたので、路面は泥んこの場所が多く
自転車も服も泥んこになってしまいました

天気が良いのですぐに乾くのはいいのですが
チェーンに入った泥のせいでペダルを漕ぐとガシガシと音がします

口のなかにも泥が頻繁に入ってきて気色悪かったです



桜はまだまだ  泥んこになったM4




数箇所で山桜が咲き始めていました
まだ三分咲きくらいでしたがそこそこ綺麗です

もう少しすると桜のアーチが見られそうです



山桜




林道をしっかり楽しんだので岐路に着きます

まずは421号まで戻らねば



421号に復帰しました
流石に遊び過ぎて疲れ気味で辛いです
また峠を登ると思うと少しメゲそうになりました



帰りの421号線を登る(滋賀県側)




往きに三重県側を登った時の元気はこの時既になく
ヒーコラ言いながら千切れそうな足に鞭を打ち、ちんたらダラダラと死力を尽くして頑張ります
まったく自分の体力を正しく把握していないのは情けないです

それでも、往き同様に「苦しい〜〜〜」と言いながらどこか楽しい気がするのは
自分でもちょっと不思議です



なんとか峠を登りきれました
ここでタバコを一服
至福の一時です

「百害あって一利なし」と言われますが私には大きな”一利”です



最後の登り終了




後は7kmの下りを楽しんでラクラク駐車場に戻りました

気分は最高!

最後は下って締めるのが『正しいサイクリングのあり方』なのでは?と勝手に思った瞬間です



到着   16時ごろに無事予定終了




しっかり汗をかいたので
家に帰って飲んだビールの味は最高でした

また次のサイクリングを夢見て乾杯!



終わり


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