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'05.02.11長良川河口堰−ニノ瀬越自宅−長良川河口堰−ニノ瀬越

走行距離  92.8Km 
走行時間  4時間33分 
平均速度  20.4Km/H 
最高速度  52.0Km/H 

TREK積算距離  1294.7Km


久しぶりにロードに乗って出掛けてみました
MTBに比べれば軽量なロードですが
この時期の季節風はかなり強くて
向かい風となる場所ではかなりキツかったです
それでも、晴れ間が多かったので
景色を楽しみながらのんびりと走れて気持いサイクリングになりました



コース図
(都合により右端はカットしました)

画像をクリックすると大きくなります



今日は家から自走でスタートする事にしました

いつもは車で出発するので昼食は途中のコンビニで買い
サイクリングのスタート地点で着替えて走り出しますが
自走となるとモッコリタイツ姿で店に入らなければいけません
それが恥ずかかったので嫁に頼んでおにぎりを作ってもらいました
飲み物は、やかんに入っていたお茶をボトルに詰め込み
おやつ用に台所にあったチョコパイ(子供のおやつ用)をこっそりリュックに入れました

携帯ラジオをパーカーの左ポケットに
デジカメを右ポケットに入れて9時半に出発です



今日は家からスタート




特に目的地は定めず、まずは家を出たら西に向かって走り出しました

風は北西でほぼ向かい風です
一生懸命漕いでもパワー不足の私の足では20km/hちょいが精いっぱい
走り初めからかなりキツい・・・

先週走った時にはメチャメチャ足が冷たかったので
今日は恥を忍んで趣味の悪いシューズカバーを着用して出掛けました
カッコ悪いですが、足がポカポカ温かくてバッチリ
こんなダサいやつです
http://2.csx.jp/~hidejy/kutukaba.htm


家の近辺は交通量が多くてまったく楽しくないですが
我慢して10kmも走ると立田村に入りのんびりした風景に変わってきました



立田村




立田村は日本有数のレンコン産地で
いたるところにレンコン畑(田んぼ)があります

この時期のレンコン畑には枯れた軸しか残っていませんが
その北西向きには雪を被った伊吹山が綺麗に見えています

夏の時期に来ると見事な蓮の花がいたる所で見られる美しい場所ですよ



立田村のレンコン畑 後ろに見える雪山は伊吹山




さらに西にどんどん行くと木曽川の堤防に突き当たるのが見えたので
その手前の農道を適当に南下して木曽川沿いに走る事にしました

周りが開けているので、馴染みのある山々が遠くに見えるため
初めて走る道でも自分の居る場所がよくわかります

ちょっと走ると立田大橋の袂へ出たので
その橋を通って木曽川を渡る事にしました



立田大橋で木曾川を渡る




橋を渡ったところで「さて、この先どっちへ向かうかな〜」と検討
この南に長良川の河口堰があるのを思い出し、とりあえずそっち方面に行く事にしました

木曽川右岸の堤防を南下します

今までとは違って背中から強い追い風が吹いています
周りに遮る物のない堤防道路はとても風が強いので
軽く漕ぐだけでも30km/hオーバーで走れました

帰り道が怖い



風に乗って走る木曽川右岸堤防




ちょっと走ると木曽川文庫という施設がありました

木曽三川の治水についての色んな書物があるらしいです
興味が沸いてきたので、「入ってみよう」と入り口に行って見ると
残念ながら祝祭日は休館日となっていて入れませんでした

興味のある方は一度訪れてみるのは如何でしょう
http://www.kisogawa-bunko.cbr.mlit.go.jp/0-2.htm

木曽川文庫の南側はちょっとした公園になっていたので、そこで一休みして
ボトルのお茶を飲みながら一服しました

寒いですが青空が気持ち良いです



公園で一休み




公園を出たあとは木曽川と長良川の中洲の中の道をさらに南へ

この辺も初めて走る道ですが
太陽の位置がわかっているため
方向さえ間違わなければ木曽川か長良川のどちらかに突き当たるので問題ありません

中州を走っていると「長島町輪中の郷」という公園施設がありました



「長島町輪中の郷」




ここの中にはそこそこお客さんがいたので
興味はありましたがタイツ姿では恥ずかしいので入りませんでした

興味が有る方ははこちらをどうぞ
http://www.waju.jp/1.html


施設の入り口の前に「伊勢湾台風の水位」というのがありました
ざっと見ても3mはあるのではないでしょうか
もともと海抜0m以下のこの地域は
きっと凄い被害を受けたのでしょう

伊勢湾台風では、私の家よりも1km南の地域では屋根まで水に浸かったそうです
私の住んでいる地域では比較的被害は軽かったそうですが
親父は今でもその時の恐怖が忘れられないようで
「伊勢湾台風は今までで一番凄かった」と、毎年台風が来るたびに言っています



伊勢湾台風の水位




昨年は日本各地で様々な自然災害にみまわれているので
この場所を後にしてからしばらくは
真面目に防災について考えながら走っていました


中州の田んぼ道を走って行くと長良川の左岸堤防道路に出ました
車は少なく走りやすいです



長良川左岸堤防 後ろは東名阪道




さらに南へ

国道一号線に突き当たり、信号に出て迂回したあとまた堤防道路に戻ります



一号線を越える




河口堰が見えてきました




河口堰に到着




いまだに物議をよんでいる河口堰ですが
私個人も必要性には疑問を持っています

そういう小難しい話題はさて置き
河口堰の上は自動車は通れませんが歩行者と自転車はOKなので
自転車で走ってみました



河口堰を走る




堰から流れる水




流石に一番寒いこの時期は人が少なく
ほとんど貸切状態で走れました



この日は貸切状態




河口堰を見学しながら渡ったのは12時ちょっと前で
腹が減ってきたので右岸にある公園で昼飯にしました



昼飯場所の公園




公園にもまったく人影はなく寂しい風景ですが
周りに気を使わなくて済むので気楽かも

リュックの中からおにぎりを取り出すと、まだほのかにご飯の温かみが残っていました
気温は低いですがリュックの上から陽を浴びていたので
僅かながらの保温効果があったようです
ただ、ボトルの中のお茶は冷えきっていて腹が冷えます
おまけにチンタラ走ってきたので身体も温まらず
陽が雲に隠れるとかなり寒いです


あまり風が冷たいので、さっき外した耳当てをまた装着
耳だけは暖かくなりました



暖かい耳当て




上の写真に写っている手袋(スペシャライズド社BG ディフレクト)は今日がデビューです

今まで使っていた手袋の指先に穴が空いたので
「ウエムラパーツ」と言う自転車店のネット販売で購入しました
冬用にしては薄手なので、クッション材として入っているGELパッドと相まって
ハンドルの握り心地や操作性は申し分ないです

でも肝心の暖かさに付いてはメーカーサイトのホームページに
「ウィンドプルーフ機能を備えた寒冷コンディション向けグローブです。」
と書かれているわりには保温性は低く、指先が冷えてかなり辛いです
やはりこの時期は自転車用ではなく、登山用かスキー、スノボ用を使うべきかも・・・


昼飯を食べ終わった後は、じっとしていると寒くてたまらないので
タバコを一本だけ吸ったらすぐに走り出しました

とりあえず公園横の長良川左岸堤防道路を走って
木曽三川公園まで北上する事にします

予想通り北向きに走るのは風との戦いで
寒いは進まないわで辛さ100倍

ずっと追い風で走れるコースがあればいいのにな〜



向かい風との戦い




なんとかかんとか木曽三川公園までたどり着きました
普通ならこれだけ頑張って走れば体が熱くなりそうなものなのに
止まって一分もすると寒くなってきます



木曽三川公園




ここまで来て「家に帰ろうかな〜」とも思ったものの時間はまだ13時前
やっぱり少しは山も走りたいので近くのニノ瀬越に行く事に決定

そこで、国道258号線を走って北上すると風をまともに受けそうだと考えて
多度山の下の道を走って行く事にしました

のどかな里の中の道は、読みどおり西の山の風裏に入っているお陰で風は弱いです
但し、この手の道は僅かずつでもアップダウンが連続していてペースは上がりません
それでも幹線道路を走るよりは気分的に良いです


近鉄養老線に沿って北向きに走って行くと小さな踏切があったので
試しにその踏み切りを渡って見ました



一軒専用の踏み切り




そこには信じられない光景が!
ちょっと大袈裟すぎたかもしれませんが驚いたのは事実です
何がって・・・・

踏み切りを渡って10m進んだら写真に写っている民家の庭に出て行き止まりになっていました(笑)
その家はこの踏み切りに繋がる道しか無くて周りを田んぼに囲まれているので
住人は家を出てどこかへ行く度にこの踏切を渡って外に出ているのでしょう


気を取り直してまた北へ

このあたりは南濃町になると思います
道路の脇にはソーラーパネルと風力発電のプロペラのついた柱が
一定の間隔を保ちずっと並んでいるのを見て
「近くにこんなエコな町があるなんて!」と感心してしまいました

のんびりと”里の道”を走っていましたが
しばらくすると国道258号線に合流してしまったので
仕方なくここからはトラックに混ざって大通りを北上します

258号線から南濃−関が原線に左折していつものニノ瀬越に入りました
ニノ瀬越については何度も書いているので詳しくは触れません



ニノ瀬越を登る




ここまではまだ50km程度しか走っていないのに足はかなり疲れてきました
登りに入ったとたんに脚が重く感じます



途中の見晴らし




標高は大したことありませんが気温はかなり低いようです
上に登る従って先週降った残雪が現れてきました

あと2kmも登れば頂上の公園なので
スリップに注意しながら慎重にペダルを漕ぎます



残雪がある




日当たりの良い場所はほとんど融けているものの
日陰の部分には雪がしっかり残っていました


山上公園までもう少しというところまで登ると
日陰の雪は半端じゃなくなってきました
MTBならともかく全く溝のないに等しいロードのタイヤでは滑りまくって恐怖以外の何物でもありません
ペダルの固定を外して、いつ滑っても足を着けるよう注意して走ります



恐怖の雪道




「路肩の方は雪がないので走れるかな〜?」と思い縁に寄ると
雪解け水が完全に凍結していてさらに滑りました

上の写真のしばらく先には道路が完全に凍結した部分があり
そこではどうしてもスリップして進めなかったので、止む無く自転車を押して歩きました

押して歩いている時に靴の裏のクリート(靴とペダルを固定する金具)が氷で滑り
思いっきり”尻もち”をついてしまいました
ケツが痛かったです


何とかかんとか頂上の「庭田山上公園」に到着
公園内は日当たりが良い場所にあるので雪はほとんど残ってなくてホッとしました



庭田山上公園




雲が多めながらも、東が展望できる丘からは
白く雪をかぶったアルプスまで見渡せました
カメラの性能が良くないため写真ではわかりにくいですが
肉眼では遠くのアルプスや御岳がくっきり見えましたよ



展望の丘




この場所で家から持ってきたチョコパイを食べ栄養を補給
景色にも満足したので帰ります

ニノ瀬越の下りの寒さは強烈で
鼻水をいっぱい吹き飛ばしながら走っていましたが
鼻は冷え過ぎてほとんど感覚がなかったくらいです

下りきった時は”寒い”を通り越して身体中が”痛い”って感じでしたよ


ニノ瀬越を後にして岐阜と愛知の境に掛かる東海大橋を渡って戻ります



帰りの東海大橋




東海大橋から見る木曽川は穏やかに流れていました




木曽川の砂丘




木曽川を渡った後は左岸堤防を少し南下して田んぼ道に入り
適当に東に向かって家に近づいていきました

津島市に入るとゴミゴミしてきて
津島神社の前を通ったのでちょっと寄ってみました



津島神社




神社の看板に厄除け祈願の案内があり
「男−昭和40年生まれ・・・」と書かれていました
まさに自分はジャストミート!
「ずっと先の話」と思っていたのに、知らぬうちに厄年になってしまいました



表の土産屋




この店で売っている地元では有名な「くつわ」というお菓子があります
そのお菓子は石のように硬くて歯が丈夫でなければ噛めないくらいの物です

でも、食べ出すとシンプルな味がとても美味しいので止められません



津島名物「くつわ」




ここから家まで10kmちょっとです

この先は込み合った道を通って帰るしかないので我慢して走りました
ちょっと走っては信号待ち、交差点では左折車が多く疲れます


無事に家に到着
16時丁度に帰ってきました

結局この日は自宅から全ての食べ物を持ち出したので
一円もお金を使う事無く一日遊べました

とても得した気分です。(笑)


「お金を使わずに楽しく遊びたい!」と言うあなたには迷わずサイクリングをお薦めします!?


終わり

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